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ししとう・唐辛子の天気対策と畑で見る所

果菜類・生育期 3段階・天気の条件 9件

シシトウ・トウガラシ(ししとう・唐辛子)が天気で受けやすい影響を、生育期ごとに「こういう天気が続いたら → 起きやすいこと → 見に行く所」の順で並べています。

気象からは「環境」「水分」「生育フェーズ」の段を主に判断する。根圏(土壌水分・酸素・EC)は気象からは推定に留まり、現地確認が必要。施設栽培では外気象は参考値で、内部環境(換気・加温・かん水)が支配的。

生育の基準温度(積算温度の計算に使う下限):約10℃(一般的目安。品種・地域・作型で要補正)

定植・活着期

夜間最低気温が15℃を下回る日が続く(早植え・低温期の植え付け)

低温
起きやすいこと
生育停滞・活着遅れが生じやすい条件。トウガラシ類は低温に弱く、夜温15℃未満は開花期の落花条件と同じ水準のため、この時期の低温継続は後々まで生育の遅れを引きずりやすい(AGRIX:夜温15℃未満で落花)。
見に行く所
新葉の展開が止まっていないか、葉色が濃く固まっていないか、株の萎縮の有無。
露地と施設
施設は保温・加温で緩和しやすい。露地はトンネル・べたがけの有無、寒冷紗の要否を確認。
確かさ
AGRIX AI の知見(開花期の低温基準を活着期の継続低温として準用)+一般的知見。品種の低温耐性で差がある。

日最高気温が高く(目安30℃以上)、乾燥と強風が重なる

高温・猛暑乾燥・少雨強風・台風
起きやすいこと
活着前の苗が水ストレスを受け、しおれ・活着不良になりやすい。
見に行く所
日中のしおれが夕方までに回復するか、株元の土壌の乾き具合。
露地と施設
露地は風の影響を直接受ける。施設は換気過多による乾燥に注意。
確かさ
一般的知見。根量・かん水管理に依存し、品種差は小さい。

開花・着果期

日最高気温35℃を超える日、または夜間最低気温15℃を下回る日が続く

起きやすいこと
落花が生じやすい条件(AGRIX:35℃超の高温・夜温15℃未満で落花)。着果数の伸び悩みに直結しやすい。
見に行く所
開花した花の落花・花飛び、着果率の低下、草勢(徒長・停滞)。
露地と施設
施設は日中の昇温・夜間の高温がこもりやすく、換気・遮熱・夜間換気の有無で差が出る。露地は外気温に直接左右される。
確かさ
AGRIX AI の知見。品種(耐暑性)による差が大きい。

高温・乾燥が続き、株が水切れ気味になる

高温・猛暑乾燥・少雨
起きやすいこと
辛味が乗りやすい条件(AGRIX:高温・乾燥・水切れ・株疲れ・過熟で辛味が誘発される)。シシトウ等の甘味種で「辛い果」が混じるリスクが上がる。落花・尻腐れの誘発条件にも重なる。
見に行く所
収穫果の食味変化(辛味の混入)、日中の株のしおれ、果実の小玉化。
露地と施設
施設はかん水を安定化しやすいぶん緩和余地が大きい。露地は降雨頼みでムラが出やすい。
確かさ
AGRIX AI の知見。辛味の乗り方は個体差・品種差が大きく、気象は誘発条件の一つに留まる。

高温・乾燥で飽差が高い状態と、かん水や降雨による土壌水分の急変が重なる

高温・猛暑大雨・長雨乾燥・少雨
起きやすいこと
尻腐れ果が出やすい条件(AGRIX:Ca輸送不全=EC過多・急激な乾湿変動・高温)。
見に行く所
果実尻部の水浸状・黒褐変、株元土壌の乾湿ムラ。根圏ECは現地測定で確認。
露地と施設
施設はかん水を安定化しやすいぶん防ぎやすい。露地は降雨で土壌水分が急変しやすく、マルチ・排水で緩和。
確かさ
AGRIX AI の知見。尻腐れは気象だけでなく根圏EC・品種で決まり、気象は誘発条件に留まる。

連続降雨・多湿で圃場が過湿になる

大雨・長雨高湿度・結露
起きやすいこと
疫病・青枯病が出やすい条件(AGRIX:高温多湿・土壌排水不良で発病しやすい)。根の傷みにもつながりやすい。
見に行く所
株の急なしおれ・萎凋、葉の黄化、圃場の停滞水、茎の変色(導管褐変の疑い)。
露地と施設
露地は降雨・排水の影響を直接受ける。施設は屋根で遮られるが、かん水過多で同様のリスクが生じる。
確かさ
AGRIX AI の知見。発生を確定するものではなく、現地確認・診断が必須。

連続収穫期

高温・乾燥が続き、収穫作業の間隔が空きやすい状況

高温・猛暑乾燥・少雨
起きやすいこと
採り遅れ・株疲れが重なると、辛味の乗った果や小果が増えやすい条件(AGRIX:採り遅れ・株疲れで辛果・小果増)。
見に行く所
収穫果のサイズ・食味のばらつき、株全体の草勢低下、着果負担の偏り。
露地と施設
施設は環境が安定しやすく収穫ペースを管理しやすい。露地は天候で収穫作業が滞りやすく、遅れに注意。
確かさ
AGRIX AI の知見。収穫頻度は気象単独ではなく作業体制にも左右される判断材料。

高湿度・連続降雨が続く

大雨・長雨高湿度・結露
起きやすいこと
疫病・うどんこ病・斑点細菌病等が出やすい条件(AGRIX AI の知見に基づく病害群)。連続収穫で株の負担が大きい時期は影響を受けやすい。
見に行く所
葉表・葉裏の病斑、白い粉状のカビ、葉の黄化・落葉の広がり。
露地と施設
施設は換気・除湿で軽減余地が大きい。露地は風通し・排水状況の確認が要。
確かさ
一般的知見+AGRIX AI の知見(病害名の列挙)。発生を確定するものではない。

高温・多湿の状態が続く

高温・猛暑高湿度・結露
起きやすいこと
アザミウマ・アブラムシ・ハダニ・コナジラミ等が増えやすい条件。これらはウイルス(TSWV・CMV・PMMoV等)を媒介するため注意が必要(AGRIX:ウイルスは媒介虫の管理が唯一の手段)。
見に行く所
葉裏の虫・食害痕、新葉の萎縮やモザイク症状、すす病様の汚れ。
露地と施設
施設は防虫ネット・環境管理で増殖を抑制する余地がある。露地は周辺圃場からの飛来に注意。
確かさ
AGRIX AI の知見(病害虫リスト)。気象は「増えやすい条件」を示すに留まり、種の同定・発生確認・防除の要否は現地判断。

天気が重なると起きやすいこと

高温+乾燥(水切れ)

落花・辛味の混入・尻腐れが同時に出やすい状態。開花・着果期はまず水分の安定が最優先の確認事項。

乾燥続きからの急な降雨・多量かん水

土壌水分の急変で尻腐れが誘発されやすく、露地では過湿による疫病・青枯病のリスクも重なりやすい。かん水の平準化と排水状況を確認。

連続降雨・多湿+高温

病害(疫病・うどんこ病・斑点細菌病等)と病害虫(アザミウマ・アブラムシ等、ウイルス媒介)の増えやすい条件が重なりやすい。連続収穫期は株の負担が大きく影響を受けやすい。

このデータは気象条件から「出やすい状態」を示すもので、病害・害虫・生理障害の発生を確定しない。辛味の混入・尻腐れ・落花は気象単独ではなく水分管理・草勢・根圏EC・品種にも左右される。施設では内部環境が支配的で外気象は参考値。数値は品種・地域・作型で補正が必要。防除に触れる場合も、農薬は登録内容を確認のうえ判断すること。

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AGRIX AI は、作物の写真から病気・害虫・生理障害を見分け、地域の天気予報と生育の段階を重ねて「今日なにを見に行くか」を出すアプリです。このページの内容は、アプリが判断に使っているデータの一部です。

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このページについて AGRIX AI に入っている作物の「天気への反応」と「病害虫の出やすい条件」のデータを、そのまま読みやすく並べたものです。数値は一般的な目安で、品種・地域・作型で変わります。病害虫の発生を言い当てるものではなく、「出やすい条件」と「見に行く所」を示しています。

農薬を使うときは、ラベルの登録内容と、お住まいの県の病害虫防除所が出す情報・防除指針に従ってください。

作り方:AGRIX AI のデータ(作物66種の天気への反応・22作物の病害虫の条件)から、プログラムで1作物1ページに並べています。文章や数値は足していません。データを直すと、このページも作り直します。

作成:北島真史(RAIXEN・AGRIX AI 開発)。元専業農家(ブロッコリー4ha・ネギ・ズッキーニほか10年)、農業資材店で土壌診断と肥料・農薬の相談を担当、今は米6ha・ネギの兼業農家。著書『直売所で儲かる心理設計』。

最終更新 2026-11-03・AGRIX AI・作物の天気・病害虫の一覧・プライバシー