高温・猛暑の対策を作物別に
64作物・条件 217件
高温・猛暑のときに作物ごとに起きやすいことと、まず見に行く所の要点です。詳しい内容(露地と施設の違い・確かさ)は各作物のページにあります。
トマト
定植・活着期:日最高気温が高く(目安30℃以上)土壌が乾く一方で、強風が続く
- 起きやすいこと
- 活着前の苗が水ストレスを受け、しおれ・活着不良になりやすい。
- 見に行く所
- 日中のしおれが夕方までに回復するか、株元の土壌の乾き具合。
開花期:日最高気温が高い(目安35℃前後以上)+高夜温が続く
- 起きやすいこと
- 花粉の活力低下による受粉不良・落花で着果が乱れやすい条件。高夜温は呼吸消耗を高め草勢過多(徒長)に傾きやすい(AGRIX理想夜温16〜19℃)。
- 見に行く所
- 開花した花房で着果しているか、落花・花飛びがないか、茎径・葉の巻き(草勢)。
着果・肥大期:高温・乾燥で飽差が高い(VPD>1.2目安)/かん水と降雨で土壌水分が急変する
- 起きやすいこと
- 尻腐れ果が出やすい条件(AGRIX:Ca吸収阻害+EC過多+急激な乾湿変動)。蒸散過多で果実へのカルシウム移行が不足しやすい。
- 見に行く所
- 果実尻部の水浸状・黒褐変、日中のしおれ、株元土壌の乾湿ムラ。根圏ECは現地測定で確認。
着果・肥大期:日較差が小さい(目安6℃未満)高夜温が続く
- 起きやすいこと
- 夜間呼吸で日中の光合成産物が消耗し、糖度低下・着色不良に傾きやすい(AGRIX理想日較差6〜10℃)。
- 見に行く所
- 果実の着色ムラ、糖度(Brix)の低下傾向、草勢の暴れ。
着果・肥大期:強日射+高温で果実温が上がる
- 起きやすいこと
- 日焼け果(果面の白化・褐変)が出やすい。着色も高温で阻害されやすい。
- 見に行く所
- 果実の直射が当たる面の白化・陥没、上段果房の露出。
収穫期:高夜温・高湿度が続く
- 起きやすいこと
- 糖度・食味の低下、灰色かび等の果実腐敗が出やすい条件。草勢維持と過負担のバランスが崩れやすい。
- 見に行く所
- 果実の軟化・腐敗、収穫果の日持ち、下葉の病斑。
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ミニトマト
定植・活着期:日最高気温が高く(目安30℃以上)土壌が乾く一方で、強風が続く
- 起きやすいこと
- 活着前の苗が水ストレスを受け、しおれ・活着不良になりやすい。
- 見に行く所
- 日中のしおれが夕方までに回復するか、株元の土壌の乾き具合。
開花期:日最高気温が高い(目安35℃前後以上)+高夜温が続く
- 起きやすいこと
- 花粉の活力低下による受粉不良・落花で着果が乱れやすい条件。ミニトマトは1花房の着果数が多いぶん、落花・花飛びが起きると房全体の粒揃いが乱れやすい。高夜温は呼吸消耗を高め草勢過多(徒長)に傾きやすい(AGRIX理想夜温16〜19℃)。
- 見に行く所
- 開花した花房で着果しているか、落花・花飛びがないか、房内での着果ムラ、茎径・葉の巻き(草勢)。
着果・肥大期:高温・乾燥で飽差が高い(VPD>1.2目安)/かん水と降雨で土壌水分が急変する
- 起きやすいこと
- 尻腐れ果が出やすい条件(AGRIX:Ca吸収阻害+EC過多+急激な乾湿変動)。蒸散過多で果実へのカルシウム移行が不足しやすい。ミニトマトは1株あたりの着果数が多く、限られたカルシウムが多数の果実に分散するぶん、症状が同時に複数果へ出やすい面がある。
- 見に行く所
- 果実尻部の水浸状・黒褐変(複数果に出ていないか)、日中のしおれ、株元土壌の乾湿ムラ。根圏ECは現地測定で確認。
着果・肥大期:日較差が小さい(目安6℃未満)高夜温が続く
- 起きやすいこと
- 夜間呼吸で日中の光合成産物が消耗し、糖度低下・着色不良に傾きやすい(AGRIX理想日較差6〜10℃)。ミニトマトはもともと糖度が乗りやすい特性があるが、この条件が続くとその優位性が薄れやすい。
- 見に行く所
- 果実の着色ムラ、糖度(Brix)の低下傾向、草勢の暴れ。
着果・肥大期:強日射+高温で果実温が上がる
- 起きやすいこと
- 日焼け果(果面の白化・褐変)が出やすい。着色も高温で阻害されやすい。
- 見に行く所
- 果実の直射が当たる面の白化・陥没、上段果房の露出。
収穫期:高夜温・高湿度が続く
- 起きやすいこと
- 糖度・食味の低下、灰色かび等の果実腐敗が出やすい条件。ミニトマトは房どりで多数の果実をまとめて扱うため、傷み・腐敗が果房内で広がりやすい面がある。草勢維持と過負担のバランスが崩れやすい。
- 見に行く所
- 果実の軟化・腐敗(房内での広がり)、収穫果の日持ち、下葉の病斑。
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キュウリ
定植・活着期:強風が続く/日最高気温が高く乾燥が続く(活着前)
- 起きやすいこと
- キュウリは浅根性で横方向へ30〜40cm程度展開する根の張り方をするため、活着前は水を吸いにくく、強風・乾燥が重なるとしおれ・活着不良になりやすい条件。
- 見に行く所
- 日中のしおれが夕方までに回復するか、株元の土壌の乾き具合、風による葉の傷み。
開花期(着花・受粉):日最高気温が高い日が続く(目安35℃以上、高温障害域)
- 起きやすいこと
- 生育停滞・草勢低下や、着果不良につながりやすい条件。
- 見に行く所
- 生育点の伸長停滞、葉の萎れ・巻き、着果数の推移。
着果・肥大期:高温・乾燥で飽差(VPD)が高い状態が続く(目安1.5kPa以上)
- 起きやすいこと
- 気孔閉鎖・生育停滞が起きやすい条件。
- 見に行く所
- 日中の葉のしおれ・巻き、生育点の伸びの鈍化。
着果・肥大期:高温・低湿の乾燥が続く
- 起きやすいこと
- うどんこ病は乾燥期でも発生するとされ、あわせてハダニも乾燥期に多発しやすい条件。
- 見に行く所
- 葉表の白い粉状のカビ、葉裏の微小な虫や葉のかすれたような退色。
収穫期:高温・乾燥が続く
- 起きやすいこと
- 水分不足を背景とした曲がり果・尻細りが出やすい条件。収穫適期に達するまでの日数は夏場で目安6〜8日、春秋で目安8〜10日とされ、高温期は果実の肥大・老化が早く進みやすい。
- 見に行く所
- 果形の乱れ(曲がり・尻細り)、収穫サイズ(目安18〜22cm)に達する早さ、株のかん水状況。
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ナス
定植・活着期:日最高気温が高く(目安35℃前後以上)、土壌が乾く一方で活着前の根が水分吸収に追いつかない
- 起きやすいこと
- 高温障害が出やすい条件(AGRIX:35℃以上で高温障害)。若い根では水ストレスによりしおれ・活着不良になりやすい。
- 見に行く所
- 日中のしおれが夕方までに回復するか、株元土壌の乾き具合。
開花期:日最高気温が高い日が続く(目安35℃前後以上)
- 起きやすいこと
- 高温障害(AGRIX:35℃以上)により花粉の受精能力が落ち、落花傾向が出やすい条件。
- 見に行く所
- 開花した花の落花有無、花の色あせ・傷み。
着果・肥大期:高VPD(目安1.5kPa以上)・強日射・高温が重なって続く
- 起きやすいこと
- 気孔閉鎖・光合成低下(AGRIX)により肥大が鈍りやすい条件。
- 見に行く所
- 日中の葉の萎れ、果実肥大速度の鈍化。
着果・肥大期:高温・多湿(連続降雨・高湿度)が続く
- 起きやすいこと
- 青枯病(AGRIX:高温期多発、排水改善必須)、灰色かび(AGRIX:多湿下発生)、すすかび(AGRIX:葉裏ビロード状)が出やすい条件。半身萎凋病(片側黄化)にも注意。
- 見に行く所
- 株の萎凋パターン(片側か全体か)、葉裏のカビ・ビロード状の病斑、圃場の停滞水の有無。
収穫期:日中高温が続き果実温が上がりやすい
- 起きやすいこと
- 果温上昇により日持ち低下・光沢低下につながりやすい(AGRIX:収穫時の果温は20℃以下が理想、光沢の強い段階での早朝収穫が推奨)。
- 見に行く所
- 収穫時の果実の光沢、収穫後の日持ち傾向。
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ピーマン
定植・活着期:定植後、日最高気温が高く(目安30℃以上)乾燥・強風が重なる
- 起きやすいこと
- 苗が水分ストレスを受け、活着不良・しおれが出やすい条件。
- 見に行く所
- 日中のしおれが夕方までに回復するか、株元の土壌の乾き具合。
栄養成長期:日中気温21〜25℃・夜間気温16〜18℃の適温域から外れる状態(高温または低温)が続く
- 起きやすいこと
- 適温を外れると草勢の乱れ(過繁茂または生育停滞)につながりやすい条件(AGRIX:栄養成長期の理想は昼21〜25℃/夜16〜18℃)。
- 見に行く所
- 節間の間延び有無、葉色の濃淡、茎の太り方。
開花・着果期:高温・乾燥で飽差が高い状態が続く(VPD目安1.0kPa超が目安。理想VPDは0.5〜1.0kPa)
- 起きやすいこと
- 蒸散過多でカルシウム移行が不均衡になり、尻腐れ症が出やすい条件(AGRIX)。高温乾燥はこの傾向を強める。
- 見に行く所
- 果実尻部の陥没・黒変、日中のしおれ、かん水間隔と土壌の乾き。
着果・肥大期:連続降雨や多かん水で圃場が過湿となり、それに高温が重なる
- 起きやすいこと
- 根圏の酸素不足・排水不良により根腐れ・疫病(Phytophthora等)が出やすい条件(AGRIX:過湿でPhytophthora増加、排水不良×高温で根腐れが典型失敗構造として挙げられている)。
- 見に行く所
- 株の急な萎凋、地際部の変色、圃場の停滞水、畝間の水はけ。
収穫期:高温・乾燥が続く
- 起きやすいこと
- 果実の水分ストレスによる果皮の張りの低下・収穫後の日持ち低下が出やすい傾向。
- 見に行く所
- 果皮の張り・つや、収穫直後の萎れ具合。
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ししとう・唐辛子
定植・活着期:日最高気温が高く(目安30℃以上)、乾燥と強風が重なる
- 起きやすいこと
- 活着前の苗が水ストレスを受け、しおれ・活着不良になりやすい。
- 見に行く所
- 日中のしおれが夕方までに回復するか、株元の土壌の乾き具合。
開花・着果期:高温・乾燥が続き、株が水切れ気味になる
- 起きやすいこと
- 辛味が乗りやすい条件(AGRIX:高温・乾燥・水切れ・株疲れ・過熟で辛味が誘発される)。シシトウ等の甘味種で「辛い果」が混じるリスクが上がる。落花・尻腐れの誘発条件にも重なる。
- 見に行く所
- 収穫果の食味変化(辛味の混入)、日中の株のしおれ、果実の小玉化。
開花・着果期:高温・乾燥で飽差が高い状態と、かん水や降雨による土壌水分の急変が重なる
- 起きやすいこと
- 尻腐れ果が出やすい条件(AGRIX:Ca輸送不全=EC過多・急激な乾湿変動・高温)。
- 見に行く所
- 果実尻部の水浸状・黒褐変、株元土壌の乾湿ムラ。根圏ECは現地測定で確認。
連続収穫期:高温・乾燥が続き、収穫作業の間隔が空きやすい状況
- 起きやすいこと
- 採り遅れ・株疲れが重なると、辛味の乗った果や小果が増えやすい条件(AGRIX:採り遅れ・株疲れで辛果・小果増)。
- 見に行く所
- 収穫果のサイズ・食味のばらつき、株全体の草勢低下、着果負担の偏り。
連続収穫期:高温・多湿の状態が続く
- 起きやすいこと
- アザミウマ・アブラムシ・ハダニ・コナジラミ等が増えやすい条件。これらはウイルス(TSWV・CMV・PMMoV等)を媒介するため注意が必要(AGRIX:ウイルスは媒介虫の管理が唯一の手段)。
- 見に行く所
- 葉裏の虫・食害痕、新葉の萎縮やモザイク症状、すす病様の汚れ。
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オクラ
定植・活着期:高温・乾燥に加えて強風が続く(定植直後の苗)
- 起きやすいこと
- 活着前の苗が水ストレスを受け、しおれ・活着不良になりやすい。
- 見に行く所
- 日中のしおれが夕方までに回復するか、株元の土壌の乾き具合。
生育・着莢期(開花〜収穫開始):高温・多日照が続く(生育適温25〜30℃の範囲)
- 起きやすいこと
- 生育旺盛・着莢が進みやすい条件(オクラは高温多日照でよく育つ)。
- 見に行く所
- 草勢、開花数・着莢数、葉色。
生育・着莢期(開花〜収穫開始):乾燥が続く(高温期に降雨・かん水が不足)
- 起きやすいこと
- 莢の硬化・イボ果・生育停滞が出やすい条件(乾燥は莢の硬化・イボ果につながりやすく、高温期は需水量が大きい)。
- 見に行く所
- 収穫適期を過ぎた莢の硬さ・表面のイボ状変形、日中の株の萎れ、土壌の乾き。
生育・着莢期(開花〜収穫開始):高温・乾燥が続く(吸汁性害虫の活動条件)
- 起きやすいこと
- アブラムシ・コナジラミなど媒介害虫やカメムシの活動が活発になりやすく、それに伴いモザイク・黄脈モザイク(ウイルス)や、カメムシ吸汁による莢のイボ・曲がりが出やすい条件。
- 見に行く所
- 葉裏のアブラムシ・コナジラミの発生、葉のモザイク症状・葉脈の黄化、莢のイボ状変形・曲がり。
連続収穫期(収穫最盛・草勢維持):高温が続く(収穫最盛期)
- 起きやすいこと
- 莢の肥大・硬化が速く進みやすい条件(高温期は肥大が速く硬化しやすい)。採り遅れが起きやすい。
- 見に行く所
- 収穫適期(開花後4〜7日、目安5〜7cm・品種による)を超えた莢の有無、収穫頻度(毎日〜隔日が目安)、莢の硬さ。
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ゴーヤ
育苗・定植期:高温・多日照が続く(定植後)
- 起きやすいこと
- データでは「高温多日照でよく育つ」とされ、活着・初期生育が進みやすい条件。乾燥を伴う場合は水分管理に注意が必要。
- 見に行く所
- 活着後の新葉展開、つるの伸長速度、株元の土壌の乾き具合。
開花・受粉期:高夜温が続く、または気温の低い日が続く
- 起きやすいこと
- データでは落花・着果不良の要因として「受粉不足・草勢過多/低下・高夜温」が挙げられている。低温側は雌花分化の停滞にもつながりやすい。
- 見に行く所
- 着果率、雌花の発生数、草勢(つるの伸び・葉色)とのバランス。
着果肥大・草勢維持期:乾燥が続く(高温期の水切れ)
- 起きやすいこと
- データでは「乾燥→肥大不良・落花」とされ、果実の肥大停滞や落花が出やすい条件。
- 見に行く所
- 果実の肥大速度、日中のしおれ、株元土壌の乾き具合。
着果肥大・草勢維持期:高温多照が続く一方で草勢(つるの繁茂)が強い
- 起きやすいこと
- データでは「N過多→過繁茂・雌花減・着果不良」とされる。高温多照で生育が旺盛になりすぎると受光・通風が悪化し、雌花数の減少や着果不良、うどんこ病等の温床になりやすい条件。
- 見に行く所
- 葉の茂り具合と受光・通風の状態、雌花の着生数、整枝(摘心・不要つる除去)の必要性。
収穫期(連続収穫):高温多湿が続く
- 起きやすいこと
- データに挙げられるべと病・つる枯病・炭疽病は多湿条件で出やすいとされる。株の消耗にもつながりやすい時期。
- 見に行く所
- 葉の黄斑・褐斑(べと病様)、茎基部の褐変(つる枯病様)、果実・葉の黒褐色病斑(炭疽病様)。
収穫期(連続収穫):収穫適期(開花後15〜20日前後)に高温・降雨等で圃場作業が滞りやすい日が続く
- 起きやすいこと
- データでは採り遅れによる果実の黄変・裂開・株の消耗が指摘されている。収穫が滞ると次の着果や草勢にも影響しやすい。
- 見に行く所
- 果実の黄変・裂開の有無、イボの張り具合、株の消耗(葉色・つるの伸び)。
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ズッキーニ
開花・受粉期:日中・夜間の気温が生育適温(昼20〜25℃/夜15〜18℃目安)から大きく外れる高温・低温が続く
- 起きやすいこと
- 着果不良が出やすい条件。ズッキーニは高温・低温いずれの極端でも着果が乱れやすいとされる。
- 見に行く所
- 着果率、開花した花の落下、果実の肥大開始の遅れ。
収穫期(連続収穫):高温・乾燥が続く時期に収穫(若どり)間隔が空く
- 起きやすいこと
- 果実の急速な肥大による巨大化・品質低下、株疲れによる後続の着果不良。
- 見に行く所
- 収穫適期(開花後4〜7日、20cm前後が目安)を超えた果実の有無、株全体の草勢。
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カボチャ
開花・受粉期:生育適温の上限(目安25℃)を大きく超える高温が続く
- 起きやすいこと
- 西洋カボチャ(maxima)は高温で草勢・着果が乱れやすい。日本カボチャ(moschata)は比較的高温に強く影響が出にくい(データにある)。
- 見に行く所
- 雌花の落花・着果率、栽培品種の確認。
肥大期:高温多湿(降雨や高湿度)が続く
- 起きやすいこと
- 疫病・べと病が出やすい条件(データ:疫病・べと病は多湿で発生)。過湿は草勢過多(つるぼけ傾向)を助長しやすい面もある。
- 見に行く所
- 葉裏の病斑、株元・地這い部分の停滞水、つるの伸び方と着果のバランス。
収穫期・追熟期:収穫後の保管場所が高温多湿な状態が続く
- 起きやすいこと
- 追熟(キュアリング)が進みにくく、腐敗が出やすい条件。追熟には風通しの良い環境が必要(データにある)。
- 見に行く所
- 貯蔵・追熟場所の風通し、果実表面の傷み・カビの有無。
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スイカ
肥大期:着果後、高温・乾燥が続き土壌水分が不足する
- 起きやすいこと
- 肥大不良・糖度への影響につながりやすい条件(AGRIX:着果〜肥大期は需水期であり、この時期の水分不足は肥大を制限する)。
- 見に行く所
- 果実の肥大速度、株のしおれの有無、株元土壌の乾き具合。
肥大期:強日射・高温が続き、果実表面温度が上がりやすい状態が続く
- 起きやすいこと
- 日焼け果(果面の変色・品質低下)が出やすい条件。
- 見に行く所
- 直射が当たる面の変色・陥没、つる葉による果実の被陰状況。
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メロン
定植・活着期:降雨後に土壌が過湿な状態が続く/逆に高温乾燥と強風が重なる
- 起きやすいこと
- 過湿は根の酸素不足につながり、活着不良やつる割病(Fusarium oxysporum f.sp. melonis)の初期感染が起こりやすい条件(データ:排水最優先)。乾燥+強風は苗の水ストレスでしおれ・活着不良になりやすい。
- 見に行く所
- 畝間・株元の停滞水の有無、日中のしおれが夕方までに回復するか、株元土壌の乾き具合。
肥大期(水分制御・ネット形成期):連続無降雨・高温乾燥が続く、または降雨後に急な乾燥へ転じる
- 起きやすいこと
- 過度の水分ストレスは肥大不良につながりやすい条件。一方で収穫前の適度な水分制限は糖度確保に必要な工程でもある(データ)。
- 見に行く所
- 葉のしおれが回復するか、果実肥大の停滞の有無。
肥大期(水分制御・ネット形成期):日較差が小さい状態で高夜温が続く
- 起きやすいこと
- 夜間の呼吸消耗により日中の光合成産物が消耗し、糖度が乗りにくい条件(データ:糖度は昼夜温度差・K充足・収穫前の水制限で確保)。
- 見に行く所
- 糖度の測定(可能な場合)、果実の充実感。
肥大期(水分制御・ネット形成期):強日射・高温が続く
- 起きやすいこと
- 果実の日焼け、肥大期の高温ストレスによる肥大停滞が出やすい条件。
- 見に行く所
- 果実の直射が当たる面の変色、株の葉による被陰状況。
収穫期:高温が続く
- 起きやすいこと
- 追熟の進みが早まり、日持ちが短くなる傾向。
- 見に行く所
- 収穫後の追熟の進み具合、香りの立ち方。
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イチゴ
開花・授粉期:気温がミツバチ等訪花昆虫の活動適温帯(目安15〜28℃)から外れる(低温、または30℃以上)
- 起きやすいこと
- 訪花昆虫の活動が低下し、受粉不良・奇形果につながりやすい条件(1花あたりの痩果数目安200〜300、受精不足で奇形果が出やすい)。
- 見に行く所
- 奇形果の発生率、着果率、訪花昆虫の活動状況。
果実肥大・糖度形成期:昼夜の気温差が小さく、高夜温(推奨夜温8℃前後を大きく上回る状態)が続く
- 起きやすいこと
- 糖度向上には昼25℃前後・夜8℃前後の気温差が目安とされ、これから外れる高夜温が続くと夜間の呼吸消耗により糖度が乗りにくい条件になりやすい。
- 見に行く所
- 糖度(Brix)の実測傾向、果実の締まり、着色の進み方。
果実肥大・糖度形成期:飽差(VPD)が高い状態(目安1.2kPa以上)の高温・乾燥が続く
- 起きやすいこと
- 気孔が閉じ光合成が低下しやすい条件。
- 見に行く所
- 日中の葉のしおれ、生育の停滞感。
果実肥大・糖度形成期:高温(目安25〜30℃)と低湿度(目安50%以下)が続く
- 起きやすいこと
- ハダニ類が増殖しやすい条件(AGRIX:25〜30℃・湿度50%以下で増殖最適)。天敵を利用する場合は湿度60〜75%が定着に適する目安。
- 見に行く所
- 葉裏のダニ・かすり状の退色、天敵の定着状況。
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キャベツ
定植・活着期:日最高気温が高く(目安30℃以上)乾燥(連続無降雨・強い日射)が続く
- 起きやすいこと
- 活着遅れ・苗の水ストレス。乾燥が強く長引くと根が伸びにくくなる条件(AGRIX:土壌水分張力の目安SMP43kPa以上が5日続く乾燥で減収6割相当という知見あり。ただし土壌水分張力は気象からは直接わからず現地確認が必要)。
- 見に行く所
- 日中のしおれが夕方までに回復するか、株元の土壌の乾き具合、新葉の展開状況。
生育期(結球前期):日最高気温が高い(目安25℃以上、特に30℃以上)状態で相対湿度80%以上が続く
- 起きやすいこと
- 黒腐病(葉脈に沿ってV字型に病斑が広がる)が出やすい条件(AGRIX:温度25℃超+湿度80%超)。
- 見に行く所
- 葉脈に沿ったV字型の黄変・黒変、外葉の縁からの褐変。
生育期(結球前期):高温(目安30℃前後)が続いた状態で降雨や停滞水により多湿になる
- 起きやすいこと
- 軟腐病(株元・葉基部が水浸状に腐敗し悪臭を伴う)が出やすい条件(AGRIX:温度30℃前後で発生しやすい)。
- 見に行く所
- 株元・結球基部の異臭・軟化、圃場の停滞水。
生育期(結球前期):高温が続いた直後に強い降雨で圃場が冠水・停滞水になる
- 起きやすいこと
- 高温と多湿・停滞水が重なると生育への影響が大きくなりやすい条件(AGRIX:高温+停滞水の重なりで収量2〜4割減の恐れという知見)。
- 見に行く所
- 株全体の生育停滞・しおれ、圃場の排水状況。
結球期:結球が進んだ状態で高温・多湿(連続降雨や停滞水を伴う)が続く
- 起きやすいこと
- 結球内部が密で蒸れやすく、軟腐病・黒腐病が出やすい条件(AGRIX:軟腐病=温度30℃前後、黒腐病=温度25℃超+湿度80%超)。
- 見に行く所
- 結球の異臭・変色、外葉の褐変、圃場の停滞水。
結球期:高温・乾燥が続いた後に急な降雨や過剰かん水で土壌水分が急変する
- 起きやすいこと
- 裂球(結球が急激に水を吸って割れる)が出やすい条件。
- 見に行く所
- 結球表面の裂け目、収穫適期を過ぎていないか。
収穫期:収穫前に高温・多湿(降雨後の蒸れ等)が続く
- 起きやすいこと
- 軟腐病・黒腐病による腐敗・品質低下が出やすい条件。収穫後の日持ちにも影響しやすい。
- 見に行く所
- 結球基部・外葉の腐敗臭や変色、収穫物の傷み具合。
収穫期:乾燥した高温状態が続いた後も乾湿変動が大きい状態が続く
- 起きやすいこと
- 根圏ECが高止まりしていると乾燥との組み合わせで生育・品質への影響が大きくなりやすい条件(AGRIX:乾燥+高ECの重なりで収量4〜6割減の恐れという知見)。
- 見に行く所
- 株の生育・結球の締まり具合。根圏ECは現地測定で確認。
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白菜
育苗・定植期:生育適温(18〜22℃)を大きく上回る高温(目安25℃以上)が続く中で土壌が乾く
- 起きやすいこと
- 徒長・苗質低下、活着不良やしおれが出やすい条件。
- 見に行く所
- 日中のしおれが夕方までに回復するか、葉色・徒長の有無、株元の土壌の乾き具合。
結球期(肥大期):結球適温(15〜18℃)を上回る高温が続く
- 起きやすいこと
- 結球の遅れ・締まりの緩みなど品質低下が出やすい条件。生育量が大きくなる時期のため、肥料吸収とのバランスも崩れやすい。
- 見に行く所
- 結球の締まり具合、外葉と球のバランス、生育の軟弱化の有無。
結球期(肥大期):高い相対湿度が持続する(高温多湿)
- 起きやすいこと
- 軟腐病・べと病等が出やすい条件。
- 見に行く所
- 株元・結球部の異臭や軟化、葉のべとつき状病斑の有無。
収穫期・貯蔵前:収穫前に高温・多湿が続く
- 起きやすいこと
- 軟腐病等の発生や品質低下が出やすい条件で、収穫後の貯蔵性にも影響しうる。
- 見に行く所
- 結球部の傷み・軟化の有無、収穫適期を過ぎていないか。
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レタス
発芽期:気温が高い状態が続く(目安25℃以上の高温継続)
- 起きやすいこと
- 高温休眠により発芽不良・発芽揃いの乱れが出やすい条件(データ:発芽適温15〜20℃、25℃以上で高温休眠)。
- 見に行く所
- 播種床の発芽率・発芽揃い、覆土の乾き具合(気象からは推定に留まり、土壌水分は現地確認が必要)。
定植・活着期:日最高気温が高く土壌が乾く一方で、強風が続く
- 起きやすいこと
- 活着前の苗が水ストレスを受け、しおれ・活着不良になりやすい条件。
- 見に行く所
- 日中のしおれが夕方までに回復するか、株元の土壌の乾き具合(現地確認が必要)。
結球・生育期(チップバーン注意期):強い日射・高温が続き生育が急激に進みやすい状態に、夜間の相対湿度が低い状態が重なる
- 起きやすいこと
- チップバーン(内葉のふちが褐変する生理障害)が出やすい条件。データでは、急生育によりカルシウム(Ca)が内葉まで届かない「輸送不全」が本質で、高EC・N過多・夜間低湿・気流不足・高日射(高DLI)・根圧不足が誘発要因とされる。気象だけでなく施肥・気流管理も絡むため、気象は誘発条件のひとつに留まる。
- 見に行く所
- 内葉の縁の褐変・壊死、結球内部の葉の状態、送風・気流の有無、施肥量・EC(現地測定が必要)。
結球・生育期(チップバーン注意期):高温が続き、降雨が少なく乾燥気味の状態が続く
- 起きやすいこと
- アブラムシなど吸汁性害虫が活動しやすい条件(高温乾燥期に活動が活発になりやすい一般的傾向)。ウイルス(レタスモザイク等)媒介にも注意。
- 見に行く所
- 葉裏のアブラムシの寄生、モザイク症状(葉の退緑・縮み)の有無。
収穫期:収穫前・収穫時に高温が続く
- 起きやすいこと
- 呼吸速度が高い状態での収穫となり、予冷が遅れると品質・鮮度の低下が早まりやすい条件(データ:呼吸が速い葉菜は収穫後即予冷が要)。
- 見に行く所
- 収穫直後の株の温度感・しおれ、収穫から出荷までの時間。
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ブロッコリー
定植・活着期:定植後、生育適温(15〜20℃)を上回る高温が続く
- 起きやすいこと
- 花蕾形成適温(15〜18℃)から外れる方向に生育が進みやすく、後の花蕾品質低下(苞葉混入・毛羽立ち等)につながる生育傾向に傾きやすい。
- 見に行く所
- 節間伸長・葉の茂り方など生育の進み方が想定より速すぎないか、株の草勢。
花蕾分化・肥大期:花蕾形成期に花蕾形成適温(15〜18℃)を上回る高温が続く
- 起きやすいこと
- リーフィー(苞葉混入)・ライシー(毛羽立ち)・花蕾褐変(ブラウンビーズ)といった花蕾生理障害が出やすい条件(高温・成熟過多で助長される)。
- 見に行く所
- 花蕾表面に葉状の突起や毛羽立ちがないか、蕾のしまり具合、変色(褐変)の有無。
花蕾分化・肥大期:高温や降雨後の急な吸水などで生育が急激に進む
- 起きやすいこと
- 空洞茎(ホロースティム)が出やすい条件(急激生育・ホウ素不足・窒素過多や密度も関与)。
- 見に行く所
- 収穫時の茎断面に空洞がないか、株間・栽植密度、生育スピードが計画より速すぎないか。
収穫期:収穫前後に高温が続く
- 起きやすいこと
- 花蕾は呼吸が速く、収穫後の高温で急速に黄化しやすい。収穫適期を過ぎた状態での高温は花蕾の締まりが緩み、品質低下につながりやすい。
- 見に行く所
- 収穫予定株の花蕾の黄化・緩みの有無、収穫後に予冷までかかる滞留時間・保管温度。
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カリフラワー
定植・活着期:高温・乾燥が続く一方で、強風が続く
- 起きやすいこと
- 活着前の苗が水ストレスを受け、しおれ・活着不良になりやすい条件。
- 見に行く所
- 日中のしおれが夕方までに回復するか、株元の土壌の乾き具合。
栄養生育期・花芽分化期:生育期〜花蕾形成期にかけて高温(生育適温15〜20℃・花蕾形成適温15〜18℃を上回る状態)が続く
- 起きやすいこと
- 花蕾の品質低下(花蕾がしまらず乱れる「リーシー」、表面が毛羽立つ「毛羽」)が出やすい条件。
- 見に行く所
- 花蕾表面の締まり具合、毛羽立ち、花蕾内部の乱れ・変色。
花蕾形成・肥大期:高温・多湿(相対湿度が高い状態)が続く、または連続降雨で圃場が過湿になる
- 起きやすいこと
- 軟腐病・べと病が出やすい条件。過湿・排水不良は根こぶ病を助長しやすい環境条件の一つになる。
- 見に行く所
- 花蕾・葉柄の水浸状変色や異臭(軟腐病を疑う所見)、葉裏のかび状病斑(べと病を疑う所見)、株元の停滞水の有無。根の状態(根こぶの有無)は抜き取りによる現地確認が必要。
収穫期:収穫期前後に高温・多湿が続く
- 起きやすいこと
- 花蕾の締まりが緩みやすく、軟腐病等による品質低下・日持ち低下が出やすい条件。呼吸速度が速い作物のため、高温下での収穫遅れ・予冷遅れは品質劣化に直結しやすい。
- 見に行く所
- 花蕾の締まり具合、収穫後の傷み・軟化の進み方。
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小松菜
生育期(伸長期・抽台リスク期):生育適温の目安(20〜25℃)を上回る高温が続く
- 起きやすいこと
- 生育が加速する一方で品質低下(葉の軟弱化・食味低下等)につながりやすい条件。萎黄病(Fusarium)は高温期(目安26〜30℃)に発生しやすい条件とされる。
- 見に行く所
- 葉の厚み・締まり、下葉からの黄化・萎凋(導管褐変の疑いがあれば要確認)、生育速度が想定より速すぎないか。
生育期(伸長期・抽台リスク期):日照時間が長くなる時期(春〜初夏)に高温が重なる
- 起きやすいこと
- 抽台(トウ立ち)が促進されやすい条件。抽台が進むと葉の食味・品質が低下する。
- 見に行く所
- 中心葉の盛り上がり・花芽の兆候、葉数・草丈の進み具合が想定より早くないか。
生育期(伸長期・抽台リスク期):夏季に強い日射・高温が続く
- 起きやすいこと
- 生育ストレスによる品質低下(葉の硬化・食味低下)が出やすい条件。
- 見に行く所
- 葉色の濃淡・硬化、日中のしおれの有無、生育速度の乱れ。
収穫期:収穫前に高温が続く
- 起きやすいこと
- 伸びすぎ・抽台進行・食味低下(えぐみ増)につながりやすい条件。収穫適期(目安草丈22〜30cm)を超えやすい。
- 見に行く所
- 草丈・葉数が適期の目安に達しているか、抽台の兆候、葉のしまり。
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チンゲン菜
育苗・定植期:生育適温(目安15〜25℃)を下回る低温に数日〜1週間程度さらされ、その後に高温・長日となる
- 起きやすいこと
- 低温を感応してトウ立ち(抽台)しやすい体質になりやすい条件。晩抽性でない品種は特に注意。
- 見に行く所
- 生育点付近の伸長や花芽分化の兆候、品種の晩抽性の有無、播種・定植時期と作型の整合。
収穫期:収穫前に高温(生育適温上限、目安25℃超)の日が続く
- 起きやすいこと
- 抽台(トウ立ち)が進みやすく、収穫適期を過ぎると株の締まりや食味の低下につながりうる。
- 見に行く所
- 花芽・トウの伸長、株の締まり・株張りの状態。
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春菊
生育期(本葉展開・株張り):日最高気温が高い状態(目安25℃超)が続く、特に日長が長い時期(初夏〜盛夏)と重なる
- 起きやすいこと
- 抽台(トウ立ち)が進みやすい条件(AGRIX:長日+高温で抽台、25℃超で品質低下・抽台)。葉が硬くなる・苦味が出るなど品質低下にもつながりやすい。
- 見に行く所
- 主枝先端の花芽・茎の伸長、葉の厚み・硬さの変化、播種時期と現在の日長・気温の関係。
収穫期(抜き取り):高温が続く時期の収穫(草丈20cm前後の抜き取り適期と重なる場合)
- 起きやすいこと
- 収穫後の萎れが早く進み、鮮度低下が早まりやすい条件。シュンギクは軟弱で日持ちが短く、収穫後の温度管理が品質を左右しやすい。
- 見に行く所
- 収穫直後の株の萎れ具合、収穫から予冷までの経過時間。
収穫・再生期(摘み取り型):主枝摘み取り後、側枝再生の時期に高温(目安25℃超)が続く、特に長日期と重なる
- 起きやすいこと
- 側枝の再生バランスが乱れ、次の摘み取りまでに抽台へ転じやすい条件(生育期の高温+長日での抽台傾向と同様の考え方)。
- 見に行く所
- 側枝の伸長・花芽の有無、株全体の草勢、摘み取り後の追肥(側枝再生のための軽い追肥)の実施状況は現地確認。
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水菜
育苗・発芽期:高温・強日射に加え低湿度・乾燥が続く
- 起きやすいこと
- 苗が乾燥ストレスを受け、生育ムラや初期生育の遅れが出やすい。
- 見に行く所
- 子葉・本葉のしおれ、土壌(培地)表面の乾き具合。
生育期(葉数拡大期):高温と多湿が同時に続く(梅雨・盛夏の降雨後など)
- 起きやすいこと
- 軟腐病が出やすい条件(AGRIX:高温多湿・N過多で助長)。窒素過多かどうかは気象からは判断できない。
- 見に行く所
- 株元・葉柄基部の水浸状変色・異臭、生育点付近の腐敗の有無。
生育期(葉数拡大期):乾燥した高温日が続く(低湿度・高温)
- 起きやすいこと
- コナガ・キスジノミハムシ・アオムシ・アブラムシなど食葉性害虫が活動しやすい条件。
- 見に行く所
- 葉の食害痕・食入孔、葉裏の虫体や卵、防虫ネットの破損有無。
抽台感応期:一定期間の低温にさらされた後、高温・長日が続く
- 起きやすいこと
- 抽台(トウ立ち)が早まりやすい条件(データ:長日・高温+低温感応で抽台)。
- 見に行く所
- 生育点の急な伸長・花芽の兆候、葉数に対して草丈が先行して伸びていないか。
収穫期(ベビーリーフ・大株どり):収穫前後に高温多湿が続く
- 起きやすいこと
- 白さび病・べと病・軟腐病の被害拡大、収穫物の傷みが早まりやすい条件。
- 見に行く所
- 収穫物・株元の変色や腐敗、圃場残渣の病斑の広がり。
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ニラ
株養成期(定植〜1年目育成):気温が生育適温帯(15〜25℃)を外れる高温が続く(目安30℃以上)
- 起きやすいこと
- 生育停滞により株養成が進みにくい条件。1年目は刈取りを抑えて株を太らせる時期のため、生育停滞は翌年以降の再生力に影響しうる。
- 見に行く所
- 新葉の展開速度、葉色の薄まり、株元の太り具合。
株養成期(定植〜1年目育成):連続無降雨日数が続く乾燥+高温
- 起きやすいこと
- 定着不良・活着遅れとなり、株養成が遅れやすい条件。
- 見に行く所
- 葉のしおれ、株元表土の乾き具合、夕方までのしおれ回復。
刈取り再生期(本圃・周年繰り返し):気温が生育適温帯の上限を超える高温が続く(目安30℃以上)
- 起きやすいこと
- 葉先枯れ・生育停滞が出やすく、再生に時間がかかりやすい条件。株が疲弊している場合は刈取り間隔を詰めすぎるとさらに弱りやすい状態になる。
- 見に行く所
- 再生葉の伸長速度、葉先の枯れ・巻き、株の込み具合。
刈取り再生期(本圃・周年繰り返し):高温・乾燥が続く(目安)
- 起きやすいこと
- ネギアザミウマ等の一部害虫は高温乾燥条件で増えやすいとされ、発生に注意しやすい条件となる。
- 見に行く所
- 葉表面のかすり状の食害痕・白斑、新葉の萎縮。
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セロリ
育苗期:高温・乾燥が続く
- 起きやすいこと
- セロリの種子は好光性微細種子で発芽・育苗期間が長い(定植まで90〜120日目安)ため、高温乾燥期は苗の徒長や生育停滞、乾燥ストレスによる活着力低下を招きやすい。
- 見に行く所
- 苗床・セルトレイの乾き具合、苗のしおれ、徒長(間延び)の有無。
定植・活着期:定植後に高温・乾燥(連続無降雨)が続く、または強風が重なる
- 起きやすいこと
- セロリは乾燥に極めて弱く、活着前の根が浅い時期に水分不足になると活着遅れ・生育停滞を招きやすい条件。
- 見に行く所
- 定植苗のしおれが夕方までに回復するか、株元の土壌の乾き具合、新葉展開の有無。
生育期(茎葉伸長・肥大期):適温(目安15〜20℃)を超える高温が続く
- 起きやすいこと
- セロリは高温に弱く、生育適温を超える状態が続くと蒸散が増え、乾燥と重なった場合に芯腐れ・スジ硬化のリスクが高まりやすい。
- 見に行く所
- 葉色・草勢、茎の硬化、日中のしおれの有無。
収穫期:高温が続く
- 起きやすいこと
- 生育の老化が進みやすく、筋張りに加え、先行して低温感応があった株では抽台(とう立ち)が進行しやすい条件。
- 見に行く所
- 芯部の花茎の伸長(抽台の兆候)、茎の硬化。
収穫期:収穫時期に高温・乾燥が続く
- 起きやすいこと
- セロリは収穫後も乾燥に弱く、収穫後の萎れ・品質低下が早まりやすい条件。低温高湿での予冷・保管の必要性が高まる(データ:収穫後は低温高湿予冷、セロリは乾燥に弱い)。
- 見に行く所
- 収穫直後の株のしおれ具合、予冷・保管までの時間と環境。
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ねぎ
生育期(葉鞘肥大・土寄せ期):気温25℃前後の高温と多湿が重なる状態が続く
- 起きやすいこと
- 軟腐病が出やすい条件とされる。
- 見に行く所
- 株元・葉鞘部の軟化・異臭、圃場の排水状況。
生育期(葉鞘肥大・土寄せ期):高温で乾燥した状態が続く
- 起きやすいこと
- アザミウマ(吸汁害虫)が増えやすい条件とされる。
- 見に行く所
- 葉の白斑・カスリ状の食害痕、葉の銀色化。
生育期(葉鞘肥大・土寄せ期):高温・乾燥で蒸散が高まる状態と、降雨・かん水による急激な水分変動が重なる
- 起きやすいこと
- カルシウムの移行が不足しやすい状態となり、葉先枯れ(チップバーン)や偽茎の軟弱化が出やすい条件。
- 見に行く所
- 葉先の枯れ込み、偽茎の締まり具合・倒伏の有無。
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タマネギ
生育期(葉数増加期):日最高気温が高い状態(目安29℃前後)が数時間以上続く
- 起きやすいこと
- 高温の継続はべと病の胞子を弱らせる方向に働くとされる条件(AGRIX:29℃×4時間程度で胞子が死滅するとされる知見)。ただし高温そのものによる生育への影響は別途確認が必要。
- 見に行く所
- 葉色・葉数の進み具合、萎凋の有無。
りん茎肥大期:高温・乾燥が続き土壌の乾きが大きい状態が続く
- 起きやすいこと
- 水分不足が続くと球の肥大が抑制されやすい条件(AGRIX:必要水分量を大きく下回ると収量が半分程度まで低下するとされる目安がある)。
- 見に行く所
- 葉の萎凋・巻き、球の肥大の進み、株元の土壌の乾き具合(土壌水分自体は気象からは推定に留まる)。
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ニンニク
球肥大期:気温が生育適温(15〜20℃)を超えて高温(目安25℃超)が続く
- 起きやすいこと
- 球肥大が停止し休眠に向かう傾向がある条件。肥大期の高温は収量・球径に影響しやすい。
- 見に行く所
- 球の肥大の進み具合、葉の枯れ上がりのタイミングが早すぎないか。
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ラッキョウ
種球植付・活着期:植付期(夏〜秋)に残暑が長引き、高温が続く
- 起きやすいこと
- ラッキョウは高温で休眠し冷涼期に生育する性質があるため、休眠明けが遅れ活着・発根が遅れやすい条件。
- 見に行く所
- 種球からの発根・発芽の有無、圃場全体の発芽ムラ。
分球・肥大期:気温が上がり始め、高温・乾燥が続く(晩春〜初夏)
- 起きやすいこと
- 高温で休眠に向かう性質があるため、肥大期に高温が早まると肥大が止まりやすい。乾燥が重なると球の肥大不足につながりやすい条件。
- 見に行く所
- 葉の枯れ上がりの進み具合、掘り取り時の球の充実度(現地確認)。
収穫・調製期:収穫前後に高温・多湿が続く
- 起きやすいこと
- 収穫後の発芽・変色が進みやすく、球の劣化・腐敗が出やすい条件。速やかな調製・低温管理の必要性が高まる。
- 見に行く所
- 収穫球の発芽の兆し、変色・傷みの有無。
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アスパラガス
立茎・養分回復期(収穫後〜夏):高温・少雨(乾燥)の状態が続く
- 起きやすいこと
- 親茎(立茎)の光合成活動が制限され、株の貯蔵養分の回復が滞りやすい条件。翌年の萌芽・収量に影響しうる(データ:立茎の設計で翌年の萌芽が決まる)。
- 見に行く所
- 親茎・擬葉の色つや・萎れ、株元の土壌の乾き具合。
茎枯病警戒期(梅雨〜多雨期):相対湿度が高い状態や連続降雨が続く(高温多湿)
- 起きやすいこと
- 茎枯病(Phomopsis asparagi)が出やすい条件(データ:日本におけるアスパラガスの最重要病害で、多雨により茎に病斑が出て枯死に至ることがある)。
- 見に行く所
- 親茎・擬葉の褐色病斑、茎の枯れ上がり、被害茎の有無。
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大根
播種・発芽期:発芽期に高温・乾燥が続く(連続無降雨・低湿度)
- 起きやすいこと
- 覆土表面が乾燥し発芽揃いが悪くなりやすい条件。
- 見に行く所
- 発芽率・発芽揃いのムラ、覆土の乾き具合。
幼苗期(本葉展開〜間引き):高温・乾燥が続く
- 起きやすいこと
- 生育停滞や葉のしおれが出やすく、後の根部肥大期における辛味過剰(高温乾燥ストレスの蓄積)につながりやすい素地になる条件。
- 見に行く所
- 日中の葉のしおれと夕方までの回復、間引き後の生育の揃い。
根部肥大期:生育適温(目安17〜20℃)を大きく上回る高温が肥大期に続く(特に収穫が遅れる場合)
- 起きやすいこと
- す入り(内部の空洞化)が出やすい条件(データ:す入り=肥大後の高温・過熟・収穫遅れ)。
- 見に行く所
- 試し掘りによる根内部のす入りの有無、根径と収穫適期の見極め。
根部肥大期:高温・乾燥が続く(連続無降雨)
- 起きやすいこと
- 辛味過剰が出やすい条件(データ:辛味過剰=高温乾燥ストレス)。水分ストレスによる肥大不良も懸念される。
- 見に行く所
- 試し抜きでの辛味・肉質の締まり、葉のしおれ具合。
根部肥大期:高温が続く(特に連作圃場)
- 起きやすいこと
- 萎黄病(Fusarium)が出やすい条件(データ:萎黄病=Fusarium・高温連作)。
- 見に行く所
- 下葉の黄化・片側萎凋、連作履歴、抵抗性品種の使用有無。根の維管束の褐変は掘り取って断面で確認。
根部肥大期:高温多湿・降雨が続く
- 起きやすいこと
- 軟腐病など細菌性の病害が出やすい条件になりうる。
- 見に行く所
- 葉柄基部・根部の軟化や異臭、圃場の停滞水、害虫食害痕(傷口)の有無。
収穫期(適期判断・収穫後):収穫適期前後に高温が続き、収穫が遅れる
- 起きやすいこと
- す入り・裂根が進みやすい条件(データ:す入り=収穫遅れ)。
- 見に行く所
- 試し掘りによる根径・す入りの有無、収穫計画と気温推移の照合。
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人参
発芽期:播種後に無降雨・低湿度が続き、強日射・高温で表土が乾く
- 起きやすいこと
- 発芽不揃い・欠株が生じやすい条件。ニンジンは好光性・浅播きで乾燥に弱く、発芽までの表土の乾き方が収量に直結しやすい最重要局面。
- 見に行く所
- 播種列の発芽率・発芽の揃い方、表土の乾燥・クラスト(固化)の有無、かん水・不織布・もみ殻など乾燥防止対策の状態。
根部肥大期:乾燥・高温が続く
- 起きやすいこと
- うどんこ病が出やすい条件。
- 見に行く所
- 葉表面の白い粉状のカビの有無。
根部肥大期:高温・多湿が続く
- 起きやすいこと
- 軟腐病・しみ腐病が出やすい条件。
- 見に行く所
- 根や葉柄基部の軟化・異臭、圃場の排水状況。
収穫期・収穫後:収穫期に高温・多湿が続く
- 起きやすいこと
- 収穫後の腐敗(軟腐等)リスクが高まりやすく、貯蔵性が低下しやすい条件。
- 見に行く所
- 収穫物の傷み・軟化、葉の萎れ具合。
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カブ
播種・発芽期:播種後〜発芽期に乾燥が続く(少雨・高温)
- 起きやすいこと
- 発芽不揃い・発芽遅延が出やすい条件。
- 見に行く所
- 覆土層の乾き具合、発芽率のムラ。
生育前期(本葉展開〜根部肥大開始):気温が高く乾燥が続く(高温・少雨)
- 起きやすいこと
- キスジノミハムシ等の食害が出やすい条件(乾燥・温暖な時期に活動が活発になりやすいとされる)。生育停滞にもつながりやすい。
- 見に行く所
- 葉表の食痕(小さな穴)、生育の伸び具合。
肥大期(根部肥大盛期):乾燥が続く(少雨・高温)
- 起きやすいこと
- ホウ素の吸収・移行が滞りやすく、内部褐変が出やすい条件(乾燥時はホウ素の移行が制限されやすいとされる)。
- 見に行く所
- 収穫物を割った際の内部の褐変・水浸状部分の有無(現地での抜き取り確認)。
肥大期(根部肥大盛期):高温が続く
- 起きやすいこと
- 生育が早まりやすく、収穫適期の見極めが難しくなる条件(収穫適期を過ぎるとす入りにつながりやすい)。
- 見に行く所
- 根径の肥大速度、株間の生育ムラ。
収穫適期:収穫適期前後に高温が続く、または収穫が遅れる中で高温が続く
- 起きやすいこと
- す入り(根内部の空洞化・スポンジ状化)が出やすい条件。
- 見に行く所
- 抜き取りでの根の切断面、持った際の比重の軽さ・触感。
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ゴボウ
生育前期(葉・根伸長期):生育適温(目安20〜25℃、一般的な目安・品種地域で要補正)から外れる高温が続く
- 起きやすいこと
- 生育停滞や葉の消耗につながりやすい条件。気象からは根の伸長状態そのものは推定に留まる。
- 見に行く所
- 葉の萎れ・生育の進み具合、株間の生育ムラ。
収穫期:乾燥・高温が続き、収穫が遅れる
- 起きやすいこと
- 裂根・ス入りの進行、根の繊維質化につながりやすい条件。
- 見に行く所
- 試し掘りでの断面のす、根の硬さ・繊維感。
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里芋
茎葉伸長・培土期:連続して降水がなく乾燥・高温が続く
- 起きやすいこと
- 肥大の土台となる茎葉の生育が抑えられ、後の子いも肥大不良・えぐみ増加につながりやすい条件。
- 見に行く所
- 葉のしおれ・巻き、株元の土壌の乾き、かん水の有無。
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生姜
茎葉伸長期:強い日射と高温が続く(直射が強く乾燥気味)
- 起きやすいこと
- ショウガは強光直射より半日陰を好むため、高温・乾燥下での強日射で葉焼けが出やすい条件。
- 見に行く所
- 葉の白化・褐変(葉焼け)の有無、萎れの回復状況、敷きわら・マルチ・遮光資材の状態。
根茎肥大期:高温・多湿(相対湿度が高い状態や結露)が続く
- 起きやすいこと
- 根茎腐敗病(Pythium)・青枯病(Ralstonia)・白星病が出やすい条件。特に排水不良の圃場ではリスクが高まりやすい。
- 見に行く所
- 地際・葉の急な萎凋(青枯病の疑い)、掘り取り時の根茎の変色・軟化・異臭、圃場の停滞水の有無。
根茎肥大期:高温が続く盛夏で乾燥傾向が重なる
- 起きやすいこと
- 干ばつ傾向と高温が重なると肥大不良につながりやすく、収量を左右する局面(データでは夏の干ばつかん水が収量を左右するとされる)。
- 見に行く所
- かん水の実施状況、葉色・草勢の変化、株元の乾き。
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じゃがいも
茎葉伸長期:高温(日最高気温が高く、目安30℃以上)が続き乾燥を伴う
- 起きやすいこと
- 高温障害(30℃以上が目安)による生育停滞・草勢低下。乾燥が重なると水ストレスも加わる。
- 見に行く所
- 日中の葉のしおれと夕方の回復状況、草丈の伸びの鈍化、株元の土壌の乾き具合。
塊茎肥大期:乾燥(無降雨が長く続く、または高温晴天で土壌が乾きやすい状態)
- 起きやすいこと
- 塊茎内部の空洞や二次成長(イモの奇形・ひび割れ)が出やすい条件。水分安定が最優先とされる時期。
- 見に行く所
- 試し掘りでの内部空洞・二次成長(コブ状の変形)の有無、株元土壌の乾き具合。
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さつまいも
定植(挿し苗)・活着期:高温・乾燥(強い日射・高温・降水がほぼない状態)が続く
- 起きやすいこと
- 活着前の挿し苗が水分ストレスを受け、しおれ・活着不良になりやすい。
- 見に行く所
- 日中のしおれが夕方までに回復するか、株元の土壌の乾き具合。
塊根肥大期:生育適温(22〜30℃)を上回る高温が続く
- 起きやすいこと
- 高温継続で肥大が停滞しやすい条件。
- 見に行く所
- つるの生育状況、試し掘りでの肥大の進み具合。
収穫後キュアリング・貯蔵:収穫時期の外気温が下がり始め、自然条件では高温多湿を確保しにくい
- 起きやすいこと
- キュアリングに必要とされる目安(30〜33℃・湿度90%以上を数日)を自然条件で満たせず、傷口のコルク化(治癒)が不十分になり、貯蔵中の腐敗リスクが高まりやすい条件。
- 見に行く所
- キュアリング庫内の温湿度の実測(気象からは推定に留まる)、イモの傷口の治癒状態。
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長芋
つる伸長・支柱期:高温・乾燥が続く
- 起きやすいこと
- 葉の萎れ・生育停滞が出やすい条件。つるの伸長が鈍り、受光体制の完成が遅れうる。
- 見に行く所
- 日中の葉の萎れが夕方に回復するか、新葉の展開速度。
肥大期:高温・乾燥が続き土壌が乾く
- 起きやすいこと
- いもの肥大停滞が出やすい条件。乾燥ストレスは形状(曲がり等)にも影響しうるが、これは主に作土深・砕土状態・障害物といった土壌物理性で決まるため、気象からは推定に留まる。
- 見に行く所
- 畝の乾き具合、試し掘りでのいもの肥大状況・表面の状態、作土の締まり・障害物の有無。
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レンコン
生育期(茎葉伸長・水管理):気温が生育適温(25〜30℃)を上回る高温が続く
- 起きやすいこと
- 高温性作物のため生育自体は旺盛になりやすいが、水位・水温の管理が追いつかないと生育バランスを崩しやすい(AGRIX:高温期は深水で地温・雑草を管理)。
- 見に行く所
- 湛水深(水位)、立ち葉・浮葉の萎れ、水温。
生育期(茎葉伸長・水管理):少雨・高温が続き水位が下がりやすい
- 起きやすいこと
- 湛水深不足による地温上昇・雑草繁茂・根傷みにつながりやすい条件。
- 見に行く所
- 水位の低下、田面の露出、雑草の発生状況。
生育期(茎葉伸長・水管理):高温多湿(高温+降雨・高湿度が続く)
- 起きやすいこと
- 褐斑病・斑点病など葉の病害が出やすい条件。
- 見に行く所
- 葉の褐色斑点、葉柄の病斑の有無。
地下茎肥大期:高温多雨・長雨で水が滞留しやすい
- 起きやすいこと
- 水質の還元が進み、硫化水素等の発生条件が整いやすく、地下茎の根傷み・黒変につながりやすい(AGRIX:還元障害=根黒変・生育不良)。腐敗病(Fusarium、地下茎の褐変腐敗)の発生条件にもなりやすい最重要リスク。
- 見に行く所
- 水の色・臭い(硫化水素臭の有無)、地下茎の黒変・褐変(試し掘りで確認)、種蓮根由来の腐敗徴候、連作の有無。
地下茎肥大期:高温・乾燥が続く
- 起きやすいこと
- アブラムシ(ハスクビレアブラムシ等)が発生しやすいとされる条件。
- 見に行く所
- 葉裏・新葉のアブラムシ付着、すす病様の汚れ。
収穫期:収穫後の保管中に高温多湿が続く
- 起きやすいこと
- 乾燥・変色が進みやすい(低温高湿・泥付き/水中貯蔵で乾燥・変色を防ぐとされる)。
- 見に行く所
- 貯蔵蓮根の表面の乾燥・変色。
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大豆
子実肥大期:高温・乾燥が持続する
- 起きやすいこと
- 子実肥大不足・粒の充実不足につながりやすい条件。
- 見に行く所
- 莢を開いた際の粒の大きさ・充実度、葉色の推移。
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そら豆
開花期:開花期に日最低気温が低い、または日最高気温が高い(低温・高温いずれの極端も)
- 起きやすいこと
- 落花・落莢が出やすい条件。
- 見に行く所
- 着莢率、花房の落下の有無、株の草勢(過繁茂気味でないか)。
収穫期:収穫適期前後に高温が続く
- 起きやすいこと
- 採り遅れによる品質急落が早まりやすい。莢のお歯黒(ヘタ色)化が進みやすい。
- 見に行く所
- 莢のお歯黒・ツヤの状態(収穫適期の目安)、収穫遅れの有無。
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えんどう
着莢・肥大期:高温・乾燥が続く、または逆に降水が多く過湿が続く
- 起きやすいこと
- 落花・落莢が出やすい条件(データ:高温・乾燥・過湿・N過多)。莢の肥大不良にもつながりやすい。
- 見に行く所
- 莢の肥大・充実度、落莢の有無、株のしおれや過繁茂の状態。
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いんげん
発芽・生育初期:高温・乾燥が続く(目安30℃超で降雨・かん水が少ない)
- 起きやすいこと
- 苗の活着不良・生育停滞になりやすい条件。根粒菌の定着にも影響しうるが、これは気象からは推定にとどまる。
- 見に行く所
- 日中のしおれが夕方までに回復するか、株元土壌の乾き具合、根粒の着生(掘り取り確認)。
開花期:日最高気温が高く(目安30℃超)高夜温が続く
- 起きやすいこと
- 落花・落莢が出やすい条件(データ:30℃超・高夜温で落花落莢)。
- 見に行く所
- 開花数に対する着莢率、花房ごとの花の脱落状況。
結莢・肥大期:高温多湿(高湿度・降雨が続く)
- 起きやすいこと
- 炭疽病・さび病・菌核病が出やすい条件(データ:炭疽病・菌核病・さび病=多湿)。
- 見に行く所
- 莢・葉の褐色〜黒色の病斑、莢のくぼみ・黒変、株元の風通し。
結莢・肥大期:高温が続く中で結莢期の水分が不安定(乾燥や急な乾湿差)
- 起きやすいこと
- 着莢が止まりやすい条件(データ:高温期は着莢が止まりやすい・涼しい作型が望ましい)。
- 見に行く所
- 新規の着莢の有無、莢の肥大速度、花房の脱落状況。
収穫期(連続収穫):高温が続く
- 起きやすいこと
- 莢のすじ張り・硬化が早まりやすい条件。採り遅れは株疲れ・着莢停止につながりやすい(データ:開花後10〜15日で若莢を頻繁収穫、採り遅れで株疲れ・着莢停止)。
- 見に行く所
- 莢の硬さ・すじの入り具合、開花からの日数、収穫サイズへの到達状況。
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落花生
開花期:高温多湿(高温+高湿度・多雨)が続く
- 起きやすいこと
- 褐斑病・黒渋病(葉のsigatoka系)や白絹病(Sclerotium)が出やすい条件とされる。いずれも高温多湿を好む病害とされる。
- 見に行く所
- 葉の褐色・黒褐色の斑点(褐斑病・黒渋病)、株元付近の白色菌糸や地際の萎凋(白絹病)。
莢形成(ペグ挿入)・肥大期:高温多湿(気温高め・降雨多め)が続く
- 起きやすいこと
- 白絹病(Sclerotium)等、土壌に関わる病害が出やすい環境条件とされる。コガネムシ幼虫による莢の食害は土壌中で起こるため、気象からは間接的な推定に留まる。
- 見に行く所
- 莢・地際の白色菌糸(白絹病)、掘り取り時の莢の食害痕(コガネムシ幼虫)。
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稲
育苗期:ハウス内育苗で日中高温・強日射が続く一方、換気が不足する
- 起きやすいこと
- 徒長・苗質低下(軟弱徒長)につながりやすい条件。
- 見に行く所
- 苗丈の伸びすぎ、葉色の薄まり、茎の太さ(充実度)。
登熟期:登熟期に日中の高温(目安33℃以上)が5日程度連続する
- 起きやすいこと
- 白未熟粒(充実不足で白濁した粒)の発生率が上がりやすい条件(AGRIX AI の知見)。
- 見に行く所
- 籾の充実、収穫サンプルでの白未熟粒の見た目。
登熟期:登熟期に35℃以上の高温が3日程度連続する
- 起きやすいこと
- 乳白粒(心白・腹白)が増えやすい条件(AGRIX AI の知見)。水管理として水深を深めにする(目安5cm)対応が知られているが、実施は現地の圃場条件・水利状況で判断する。
- 見に行く所
- 籾の充実、日中の葉のしおれ、水口・水尻の水温差。
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小麦
出穂・開花期:開花期に高温が続く
- 起きやすいこと
- 受粉・稔実への影響が生じやすい条件(気象からは推定に留まる)。
- 見に行く所
- 不稔粒・登熟不良の兆候。
登熟期:登熟期に高温・多雨が続く
- 起きやすいこと
- 品質低下(容積重・タンパク・フォーリングナンバー等の低下)につながりやすい条件(データ:登熟期の高温・多雨は品質低下)。
- 見に行く所
- 子実の充実度、粒色・粒張り。
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大麦
分げつ・茎立期:高温・少雨が続く
- 起きやすいこと
- 乾燥ストレスに加え、アブラムシが増殖しやすい条件になりやすい。オオムギではアブラムシが大麦縞萎縮病とは別に大麦萎縮病(BYDV)を媒介するため注意(データ:「アブラムシ(BYDV媒介)」)。
- 見に行く所
- 葉裏・新葉のアブラムシ寄生、葉色・生育の停滞。
出穂・開花期:高温・少雨で乾燥した状態が続く
- 起きやすいこと
- うどんこ病は過繁茂な株で葉群内が多湿になった場合に出やすいとされ、乾燥単独では発生しにくいが、乾湿の変動が大きい年で注意が必要な条件。
- 見に行く所
- 葉表面の白い粉状のカビの有無、株の茂り具合。
登熟・収穫期:登熟期に高温・適度な乾燥が続く(強い高温障害的な水準ではない範囲)
- 起きやすいこと
- 登熟が進みやすく、収穫適期の判断がしやすい条件。ただし極端な高温・乾燥は登熟不良につながる可能性があり、程度の見極めは現地確認が必要。
- 見に行く所
- 子実水分の推移、稈・穂の黄化の進み具合。
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ソバ
播種・出芽期:高温・乾燥が続く
- 起きやすいこと
- 出芽が不揃いになりやすい。
- 見に行く所
- 出芽率のムラ、覆土直下の土壌の乾き具合。
生育期(茎葉伸長・分枝):高温・乾燥が続く
- 起きやすいこと
- 草丈伸長が抑えられ生育停滞につながりやすい。ソバは冷涼を好み高温・乾燥に弱いとされる(データ)。
- 見に行く所
- 葉のしおれ・巻き、草丈の伸びの停滞。
開花期(受粉):開花期に高温・乾燥が続く
- 起きやすいこと
- 受精不良・不稔が出やすい条件(データ:高温・乾燥は受精不良を招き、収量変動が大きくなる)。ソバは他家受粉(異型花柱間の受粉)で訪花昆虫に依存するため、開花期の天候が結実を左右しやすい。
- 見に行く所
- 開花数に対する結実の付き具合、訪花昆虫(ミツバチ等)の飛来状況、しおれの有無。
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ぶどう
発芽期:気温が高温ストレス域(目安35℃以上)に達する
- 起きやすいこと
- 生育適温(20〜30℃)を超える高温ストレスとなり、新梢の生育や樹勢に影響しやすい条件。
- 見に行く所
- 新梢先端の萎れ・葉焼けの有無、新梢伸長の停滞。
着色期:乾燥・高温が続く
- 起きやすいこと
- うどんこ病(Erysiphe necator)が出やすい条件(AGRIX:乾燥高温で誘発)。
- 見に行く所
- 果粒・葉表面の白い粉状の病斑。
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りんご
幼果期・生理落果期:高温・乾燥が続き水分ストレスがかかる
- 起きやすいこと
- 生理落果が助長されやすい条件。着果量(葉果比)の設計と絡み、小玉化や翌年の花芽減(隔年結果)につながる要因の一つになりうる。
- 見に行く所
- 落果の量とタイミング、葉のしおれ、着果数(葉果比)。
果実肥大期:高温・乾燥が続いたあとに降雨や急なかん水で土壌水分が急変する
- 起きやすいこと
- ビターピット(苦土病)が出やすい条件(データ:N過多・水分不安定・カルシウム不足の組み合わせが要因)。気象は水分急変という誘発条件を示すに留まる。
- 見に行く所
- 果皮のくぼんだ斑点(貯蔵中に顕在化することもある)、葉の徒長・濃緑(N過多の兆候)、着果量。
果実肥大期:強日射+高温で果実の表面温度が上がる
- 起きやすいこと
- 日焼け果(果面の褐変・障害)が出やすい条件。
- 見に行く所
- 直射が当たる面の褐変・陥没、果実の露出度合い。
着色・収穫期:収穫期に高夜温・日較差の小さい状態が続く
- 起きやすいこと
- 着色不良・糖度が乗りにくい条件になりやすい(夜間の呼吸消耗による品質低下は落葉果樹全般に見られる一般的傾向)。
- 見に行く所
- 着色ムラ、収穫適期の判断材料(デンプン指数・地色・硬度・糖等はデータにある指標で、現地測定が必要)。
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梨
果実肥大期:降雨が多く高温多湿の日が続く
- 起きやすいこと
- 黒斑病(ニホンナシ・Alternaria alternata)等の斑点性病害が出やすい条件。
- 見に行く所
- 果実・葉の黒褐色斑点の有無、袋かけの実施状況。
果実肥大期:強い日射と高温が重なる(特に葉が少なく果実が露出しやすい部分)
- 起きやすいこと
- 果実の日焼け(果皮の変色・硬化)が出やすい条件。
- 見に行く所
- 直射が当たる面の果皮の変色・硬化、棚面・樹冠内の受光ムラ。
収穫期:収穫期に高温が続く(平年より気温が高い年)
- 起きやすいこと
- 糖度上昇・着色・地色の変化など成熟の進みが早まりやすく、収穫適期が前進しやすい。特に和梨は完熟収穫が基本のため、収穫時期判断への影響が大きい。
- 見に行く所
- 糖度・地色・果実肥大の進み具合を品種ごとの収穫適期指標と照合。
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桃
成熟・収穫期:収穫期に高温が続く
- 起きやすいこと
- モモはクライマクテリック型(収穫後に軟化・追熟する)とされ、高温では追熟が早まりやすく、収穫〜出荷までの日持ちが短くなりやすい条件。
- 見に行く所
- 果実の硬度の低下速度、収穫適期の見極め。
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サクランボ
幼果・果実肥大期:高温・乾燥に強風が重なり土壌が乾く
- 起きやすいこと
- 水分ストレスによる果実肥大不良・小玉化が出やすい条件。
- 見に行く所
- 葉のしおれの回復状況、株元の土壌の乾き具合。
成熟期(収穫前):成熟期に高温・高湿度(降雨や連続した高湿度)が続く
- 起きやすいこと
- 灰星病(幼果菌核病)による腐敗、オウトウショウジョウバエ(SWD)の産卵活動が活発化しやすい条件。SWDは成熟果に産卵する世界的な大害虫とされる。
- 見に行く所
- 果実の軟化・カビの発生、果面の小さな産卵痕や急な軟化。
成熟期(収穫前):強日射に高温が重なる
- 起きやすいこと
- 果実の日焼け・軟化が出やすい。
- 見に行く所
- 直射が当たる面の変色・軟化、樹冠内側と外側での差。
収穫期:収穫期に高温が続く
- 起きやすいこと
- 果実の軟化・追熟が早まり日持ちが低下しやすい。軟化・軸枯れが早く進むとされ、収穫後の速やかな予冷・コールドチェーン管理の必要性が高まる。
- 見に行く所
- 収穫果の硬さ、果柄(軸)の状態。
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柿
幼果期・生理落果期(ヘタすき):高温・乾燥に強風が重なる
- 起きやすいこと
- 水分ストレスによる樹勢の乱れが落果を助長する可能性がある条件。
- 見に行く所
- 日中の葉のしおれ、株元の土壌の乾き具合、落果の増減。
果実肥大期:強日射と高温が続く
- 起きやすいこと
- 日焼け果(果面の白化・褐変)が出やすい条件。
- 見に行く所
- 直射が当たる面の白化・褐変・陥没、露出果の多さ(摘葉過多や着果位置の偏り)。
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ブルーベリー
休眠・低温要求期:休眠期に季節外れの高温(小春日和的な気温上昇)が数日続く
- 起きやすいこと
- 休眠が浅い品種で発芽・開花が早まり、その後の急な低温に当たると凍害・花芽被害を受けやすい条件。
- 見に行く所
- 冬季の花芽・葉芽の膨らみ具合、時期外れの開花の有無。
着果・果実肥大期:高温・乾燥が続き、連続無降雨日数が増える
- 起きやすいこと
- ブルーベリーは細根が浅く根毛が少ない(菌根依存)ため水分ストレスを受けやすい条件。果実肥大の停滞・小玉化につながりやすい。
- 見に行く所
- 葉のしおれ・巻き、株元マルチ下の土壌の乾き具合(現地確認)、果実肥大の停滞。
着果・果実肥大期:高温・多湿(気温25〜30℃程度が目安)の状態が続く
- 起きやすいこと
- SWD(オウトウショウジョウバエ)等、成熟しつつある果実を加害する害虫が活動しやすいとされる条件。
- 見に行く所
- 成熟果の産卵痕・軟化果の有無、トラップ等での発生状況(現地確認)。
収穫期:収穫期に高温多湿が続く
- 起きやすいこと
- 果実腐敗やSWD被害が拡大しやすい条件。収穫後の日持ち低下にもつながりやすい。
- 見に行く所
- 収穫果の軟化・傷み、収穫間隔が空いた房での被害果の増加。
収穫期:強日射・高温が続く
- 起きやすいこと
- 直射を受ける果実で日焼け(果皮の変色・食味低下)が出やすい条件。
- 見に行く所
- 直射が当たる位置の果実の変色・萎縮。
収穫後・新梢伸長期(花芽分化準備):収穫後に高温・乾燥が続く
- 起きやすいこと
- 浅根のため水分ストレスを受けやすく、新梢の充実や翌年の花芽形成に影響しやすい条件。
- 見に行く所
- 新梢の伸び具合、葉のしおれ・落葉の有無。
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キウイフルーツ
果実肥大期:高温・乾燥が続く(盛夏)
- 起きやすいこと
- 葉面積が大きく需水量の大きい樹種のため、水ストレスによる葉の萎凋・果実肥大の停滞が出やすい条件。
- 見に行く所
- 日中の葉のしおれと夕方の回復状況、果実肥大の停滞、かん水間隔。
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梅
幼果肥大期(生理落果):着果期に高温・乾燥や日照不足が続く(着果過多・樹勢不安定と重なる場合を含む)
- 起きやすいこと
- 生理落果(受粉不良・着果過多・樹勢不安定が要因)が出やすい条件。気象単独で確定するものではなく、樹勢バランスを崩す一因として働く。
- 見に行く所
- 幼果の落下数、新梢の伸びと着果量のバランス、葉の萎れ・葉色。
果実肥大・成熟期(青梅〜完熟):高温多湿が続く
- 起きやすいこと
- すす斑病・灰星病・炭疽病等の果実病害が出やすい条件。
- 見に行く所
- 果面のすす状の汚れ、灰色のかび、褐色の陥没病斑。
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栗
幼果・肥大期:高温・乾燥が続き土壌が乾く(降雨が少ない状態が続く)
- 起きやすいこと
- 果実(イガ・種実)の肥大不良につながりやすい条件。
- 見に行く所
- イガの肥大の遅れ、葉のしおれ、株元の土壌の乾き具合(土壌水分は気象からは推定に留まり現地確認が必要)。
収穫期(糖化・貯蔵):収穫前後に高温・高湿度が続く
- 起きやすいこと
- 収穫後の防虫(温湯・燻蒸等)や乾燥防止の管理を怠ると品質低下(カビ・腐敗)につながりやすい条件。
- 見に行く所
- 収穫果の表面の湿り・カビの兆候、保管環境の温湿度。
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イチジク
夏果・秋果肥大期:高温・乾燥(強い日射・少雨)が続く
- 起きやすいこと
- 浅根性のため水分ストレスの影響を受けやすく、果実肥大が停滞しやすい。
- 見に行く所
- 葉のしおれ・巻き、株元土壌の乾き具合、果実肥大の停滞。
成熟・収穫期:収穫期に高温が続く
- 起きやすいこと
- イチジクは完熟収穫が基本で追熟しにくく、もともと日持ちが極めて短い。高温は収穫後の品質劣化(軟化・傷み)を早める可能性がある。
- 見に行く所
- 収穫果の傷み具合、収穫から予冷までの時間、朝夕の涼しい時間帯での収穫の可否。
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スモモ
果実肥大期:高温・乾燥が続いたあとに降雨や多量のかん水が入る
- 起きやすいこと
- 急な吸水で果実の肥大・膨圧が急変しやすく、裂果につながりやすい条件。
- 見に行く所
- 果実肥大の急な進み、裂果の有無、直近の降雨・かん水の履歴。
収穫・追熟期:収穫前後に高温が続く
- 起きやすいこと
- 追熟(クライマクテリック型)の進みが早まり、日持ちが短くなりやすい条件。収穫適期の見極めが難しくなる。
- 見に行く所
- 果実の硬度・着色の進み具合、収穫から予冷までの経過時間。
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アンズ
幼果・摘果期:晩霜を免れ、開花期の天候に恵まれて着果が順調な年(高温・少雨傾向で生育が進む)
- 起きやすいこと
- 着果が多くなりやすく、摘果による葉果比の確保が必要になりやすい時期。摘果の要否は現地の着果状況で判断が必要。
- 見に行く所
- 着果数と葉数のバランス(葉果比)、幼果の肥大の進み方、豊作年かどうかの見極め。
幼果・摘果期:高温多湿が続く
- 起きやすいこと
- アブラムシ・ハダニなど吸汁性害虫が増えやすい条件。せん孔細菌病(Xanthomonas)も高温多湿で出やすい傾向がある。
- 見に行く所
- 葉裏のアブラムシ・ハダニの発生、葉・果実の斑点(せん孔細菌病の疑い)、新梢の萎縮。
果実肥大〜成熟期:高温多湿が続く、または降雨・結露で果実や枝葉が濡れた状態が続く
- 起きやすいこと
- 灰星病(Monilinia)による果実腐敗が出やすい、開花期〜成熟期を通じた最重要リスクの時期。胴枯・枝枯(Cytospora等)も高温多湿で助長されやすい傾向。
- 見に行く所
- 果実表面の褐色軟化・灰色のカビ(胞子塊)、枝の枯れ込みや樹皮の陥没(胴枯の疑い)。
果実肥大〜成熟期:強日射・高温が続く
- 起きやすいこと
- 果実の日焼け(着色不良・果面の変色や陥没)のおそれ。
- 見に行く所
- 直射が当たる面の果実の変色・軟化、上部・外周の果実の露出度合い。
収穫期(用途別):高温が続く収穫期
- 起きやすいこと
- クライマクテリック型(追熟する)果実のため、追熟が早まり収穫適期の見極めが難しくなる、あるいは収穫後の日持ちが短くなりやすい条件。
- 見に行く所
- 果実硬度・着色の進み具合、収穫後の予冷・低温流通の体制。
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ビワ
収穫期(初夏):高温が続く
- 起きやすいこと
- 果実がデリケートで傷みやすいビワは、高温下で日持ちがさらに短くなりやすい。また気温上昇でカメムシ等の吸汁害虫の活動が高まりやすい一般的傾向があり、果実吸汁による被害が出やすい条件になりうる。
- 見に行く所
- 果実の吸汁痕・変色、収穫後の予冷までの品温上昇。
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みかん・柑橘
幼果・肥大期:高温・高湿度(高相対湿度・降雨の継続)が続く
- 起きやすいこと
- そうか病・黒点病・灰色かびが出やすい条件(AGRIX:多湿で発生)。
- 見に行く所
- 葉・果実表面のかさぶた状/黒点状の病斑、灰色のカビ。
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茶
新芽伸長・摘採期(一番茶〜三番茶):適温(18〜25℃)を大きく上回る高温が続き、あわせて乾燥する
- 起きやすいこと
- 新芽の伸長停滞や硬化が早まりやすく、二番茶・三番茶の品質(柔らかさ・うま味の乗り)が低下しやすい条件。乾燥ストレスが強まると萎凋・生育停滞にもつながりうる。
- 見に行く所
- 新芽の伸長速度、葉の硬化・光沢の出方、株元の土壌の乾き具合(現地確認)。
新芽伸長・摘採期(一番茶〜三番茶):高温多湿が続く、または連続降雨で圃場が多湿状態になる(梅雨期など)
- 起きやすいこと
- 炭疽病・輪斑病・もち病が出やすい条件(データ:多湿で発生しやすいと記載)。
- 見に行く所
- 葉の褐色病斑・輪紋の有無、新芽の異常な肥大・変形(もち病特有の症状)、下葉・古葉の状態。
新芽伸長・摘採期(一番茶〜三番茶):梅雨明け後などに高温・乾燥が続く
- 起きやすいこと
- カンザワハダニなどのハダニ類が増えやすい高温乾燥条件(ハダニ類は一般に高温乾燥で増殖しやすい)。
- 見に行く所
- 葉裏のダニの付着やかすり状の食害痕、葉の光沢低下。
整枝・更新期(摘採後):ならし・深刈り・中切り・台切りなどの更新作業後に高温・乾燥が続く
- 起きやすいこと
- 樹体への負担が大きい回復期に高温乾燥が重なると、萌芽・新葉展開の回復が遅れやすい条件。
- 見に行く所
- 更新後の萌芽の揃い方、新葉の展開状況、樹冠の萎れ。
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自分の畑の作物を、今日の天気と写真で見てもらうなら
AGRIX AI は、作物の写真から病気・害虫・生理障害を見分け、地域の天気予報と生育の段階を重ねて「今日なにを見に行くか」を出すアプリです。このページの内容は、アプリが判断に使っているデータの一部です。
ほかの天気
このページについて AGRIX AI に入っている作物の「天気への反応」と「病害虫の出やすい条件」のデータを、そのまま読みやすく並べたものです。数値は一般的な目安で、品種・地域・作型で変わります。病害虫の発生を言い当てるものではなく、「出やすい条件」と「見に行く所」を示しています。
農薬を使うときは、ラベルの登録内容と、お住まいの県の病害虫防除所が出す情報・防除指針に従ってください。
作り方:AGRIX AI のデータ(作物66種の天気への反応・22作物の病害虫の条件)から、プログラムで1作物1ページに並べています。文章や数値は足していません。データを直すと、このページも作り直します。
作成:北島真史(RAIXEN・AGRIX AI 開発)。元専業農家(ブロッコリー4ha・ネギ・ズッキーニほか10年)、農業資材店で土壌診断と肥料・農薬の相談を担当、今は米6ha・ネギの兼業農家。著書『直売所で儲かる心理設計』。