強風・台風の対策を作物別に
41作物・条件 62件
強風・台風のときに作物ごとに起きやすいことと、まず見に行く所の要点です。詳しい内容(露地と施設の違い・確かさ)は各作物のページにあります。
トマト
定植・活着期:日最高気温が高く(目安30℃以上)土壌が乾く一方で、強風が続く
- 起きやすいこと
- 活着前の苗が水ストレスを受け、しおれ・活着不良になりやすい。
- 見に行く所
- 日中のしおれが夕方までに回復するか、株元の土壌の乾き具合。
トマトの天気対策をすべて見る →
ミニトマト
定植・活着期:日最高気温が高く(目安30℃以上)土壌が乾く一方で、強風が続く
- 起きやすいこと
- 活着前の苗が水ストレスを受け、しおれ・活着不良になりやすい。
- 見に行く所
- 日中のしおれが夕方までに回復するか、株元の土壌の乾き具合。
ミニトマトの天気対策をすべて見る →
キュウリ
定植・活着期:強風が続く/日最高気温が高く乾燥が続く(活着前)
- 起きやすいこと
- キュウリは浅根性で横方向へ30〜40cm程度展開する根の張り方をするため、活着前は水を吸いにくく、強風・乾燥が重なるとしおれ・活着不良になりやすい条件。
- 見に行く所
- 日中のしおれが夕方までに回復するか、株元の土壌の乾き具合、風による葉の傷み。
キュウリの天気対策をすべて見る →
ピーマン
定植・活着期:定植後、日最高気温が高く(目安30℃以上)乾燥・強風が重なる
- 起きやすいこと
- 苗が水分ストレスを受け、活着不良・しおれが出やすい条件。
- 見に行く所
- 日中のしおれが夕方までに回復するか、株元の土壌の乾き具合。
ピーマンの天気対策をすべて見る →
ししとう・唐辛子
定植・活着期:日最高気温が高く(目安30℃以上)、乾燥と強風が重なる
- 起きやすいこと
- 活着前の苗が水ストレスを受け、しおれ・活着不良になりやすい。
- 見に行く所
- 日中のしおれが夕方までに回復するか、株元の土壌の乾き具合。
ししとう・唐辛子の天気対策をすべて見る →
オクラ
定植・活着期:高温・乾燥に加えて強風が続く(定植直後の苗)
- 起きやすいこと
- 活着前の苗が水ストレスを受け、しおれ・活着不良になりやすい。
- 見に行く所
- 日中のしおれが夕方までに回復するか、株元の土壌の乾き具合。
オクラの天気対策をすべて見る →
ゴーヤ
開花・受粉期:曇雨天が続く、または強風の日が続く
- 起きやすいこと
- ゴーヤは雌雄異花で虫媒(訪花昆虫による受粉)のため、訪花活動が鈍ると着果不良・落花が出やすい条件(データ:訪花不足・雨天は人工受粉が必要)。
- 見に行く所
- 咲いている雌花の着果状況、開花数に対する着果数の割合、訪花昆虫(ミツバチ等)の飛来有無。
ゴーヤの天気対策をすべて見る →
カボチャ
定植・活着期:強風が続き、かつ乾燥(降雨が少ない)状態が重なる
- 起きやすいこと
- 活着前の苗が水分ストレスを受けやすく、葉傷み・活着不良になりやすい。地這い栽培ではつるの向きの乱れにも留意。
- 見に行く所
- 日中のしおれが夕方までに回復するか、株元の土壌の乾き具合。
開花・受粉期:強風が続く
- 起きやすいこと
- 開花中の花や整枝したつるが傷みやすく、訪花活動の低下とあわせて着果が乱れやすい。
- 見に行く所
- 花・葉の損傷、着果数の推移。
カボチャの天気対策をすべて見る →
スイカ
定植・活着期:定植直後に気温が高く土壌が乾く一方で、強風が続く
- 起きやすいこと
- 活着前の苗が水ストレスを受け、しおれ・活着不良になりやすい条件。
- 見に行く所
- 日中のしおれが夕方までに回復するか、株元の土壌の乾き具合。
開花・受粉期:開花期に低温が続く、または降雨・強風で訪花昆虫の活動が鈍る
- 起きやすいこと
- 受粉不良・着果不良につながりやすい条件(AGRIX:低温・訪花不足時は人工受粉が必要)。
- 見に行く所
- 雌花の開花状況と着果の有無、訪花昆虫(ミツバチ等)の活動、人工受粉の要否。
スイカの天気対策をすべて見る →
メロン
定植・活着期:降雨後に土壌が過湿な状態が続く/逆に高温乾燥と強風が重なる
- 起きやすいこと
- 過湿は根の酸素不足につながり、活着不良やつる割病(Fusarium oxysporum f.sp. melonis)の初期感染が起こりやすい条件(データ:排水最優先)。乾燥+強風は苗の水ストレスでしおれ・活着不良になりやすい。
- 見に行く所
- 畝間・株元の停滞水の有無、日中のしおれが夕方までに回復するか、株元土壌の乾き具合。
メロンの天気対策をすべて見る →
イチゴ
開花・授粉期:強風・連続降雨が続き送粉昆虫の活動が妨げられる
- 起きやすいこと
- 訪花頻度の低下による受粉不良・奇形果が出やすい条件。
- 見に行く所
- 施設換気口の開閉状況、降雨時の訪花状況、着果の乱れ。
イチゴの天気対策をすべて見る →
スイートコーン
生育期(茎葉伸長・雄穂分化):台風接近・通過に伴う強風(目安として最大瞬間風速の増大)
- 起きやすいこと
- 倒伏が出やすい条件。倒伏後は光合成・転流が乱れ、収量・品質に影響しやすい。
- 見に行く所
- 株の傾き・折損の有無、倒伏の広がり、風上・風下での被害差。
登熟期:台風・強風によるこの時期の倒伏
- 起きやすいこと
- 倒伏による収穫困難や、茎折れによる転流停止で登熟不良になりやすい条件。
- 見に行く所
- 株の傾き・折損、倒伏の広がり、収穫予定日への影響。
スイートコーンの天気対策をすべて見る →
白菜
育苗・定植期:強風が定植前後に続く
- 起きやすいこと
- 苗の物理的損傷・乾燥ストレスによる活着不良が出やすい条件。
- 見に行く所
- 葉のちぎれ・傷、株の傾き、株元の乾き。
白菜の天気対策をすべて見る →
レタス
定植・活着期:日最高気温が高く土壌が乾く一方で、強風が続く
- 起きやすいこと
- 活着前の苗が水ストレスを受け、しおれ・活着不良になりやすい条件。
- 見に行く所
- 日中のしおれが夕方までに回復するか、株元の土壌の乾き具合(現地確認が必要)。
レタスの天気対策をすべて見る →
カリフラワー
定植・活着期:高温・乾燥が続く一方で、強風が続く
- 起きやすいこと
- 活着前の苗が水ストレスを受け、しおれ・活着不良になりやすい条件。
- 見に行く所
- 日中のしおれが夕方までに回復するか、株元の土壌の乾き具合。
カリフラワーの天気対策をすべて見る →
セロリ
定植・活着期:定植後に高温・乾燥(連続無降雨)が続く、または強風が重なる
- 起きやすいこと
- セロリは乾燥に極めて弱く、活着前の根が浅い時期に水分不足になると活着遅れ・生育停滞を招きやすい条件。
- 見に行く所
- 定植苗のしおれが夕方までに回復するか、株元の土壌の乾き具合、新葉展開の有無。
セロリの天気対策をすべて見る →
タマネギ
育苗・定植期:強風と乾燥が定植直後に続く
- 起きやすいこと
- 活着前の苗が水ストレスを受け、活着不良・萎凋になりやすい。
- 見に行く所
- 苗の活着状況、日中のしおれが夕方までに回復するか、株元の土壌の乾き具合。
タマネギの天気対策をすべて見る →
ラッキョウ
種球植付・活着期:強風が続く(砂丘地特有の条件)
- 起きやすいこと
- 砂地は保肥力・保水力が低く、強風で表土(砂)が動きやすいため、植付直後の種球の露出や苗の乾燥ストレスが出やすい条件。
- 見に行く所
- 植付部の砂の移動・種球の露出、苗のしおれの有無。
ラッキョウの天気対策をすべて見る →
アスパラガス
立茎・養分回復期(収穫後〜夏):強風が続く
- 起きやすいこと
- 立茎した親茎が倒伏しやすい。倒伏すると光合成面積が減り、養分回復が滞る恐れがある。
- 見に行く所
- 親茎の倒伏状況、支柱・誘引ネットの緩み。
アスパラガスの天気対策をすべて見る →
じゃがいも
茎葉伸長期:強風・最大瞬間風速が大きい日が続く
- 起きやすいこと
- 茎の折損、葉の損傷による生育停滞。
- 見に行く所
- 茎の倒伏・折れ、葉の傷み具合。
じゃがいもの天気対策をすべて見る →
長芋
萌芽・つる立ち上げ期:強風が続く
- 起きやすいこと
- 萌芽したばかりの新芽・初期つるが折損・損傷しやすい。
- 見に行く所
- 新芽の折れ・変色、支柱・ネットの設置状況。
つる伸長・支柱期:強風・突風が続く(台風接近時を含む)
- 起きやすいこと
- 支柱・ネットに誘引したつるの引き倒し・葉の損傷が出やすい条件。つるが傷むと受光量が落ち、いもの肥大に影響しうる。
- 見に行く所
- つるの絡み外れ・折損、支柱・ネットのゆるみや倒伏、葉の裂傷。
肥大期:台風接近等で強風・強雨が同時に続く
- 起きやすいこと
- つるの倒伏・損傷と土壌の急激な過湿が重なりやすい条件。受光の低下と根圏の酸素不足が同時に起こりうる。
- 見に行く所
- つるの倒伏状況、畝の冠水・停滞水、通過後の葉の状態。
長芋の天気対策をすべて見る →
レンコン
植付・活着期:植付直後の浅水期に強風が続く
- 起きやすいこと
- 展開したばかりの若い葉が破損し、初期生育に影響が出やすい条件。
- 見に行く所
- 葉の破れ・倒伏、浮葉の状態。
地下茎肥大期:台風・強風、大雨
- 起きやすいこと
- 立ち葉・浮葉が損傷し光合成が低下、肥大に影響が出やすい。増水による水位急上昇・冠水にも注意。
- 見に行く所
- 葉の損傷程度、水位、冠水の有無。
レンコンの天気対策をすべて見る →
そら豆
開花期:強風が続く(特に草丈が伸び過繁茂気味の株)
- 起きやすいこと
- 倒伏や花・莢の物理的な損傷が出やすい。訪花昆虫の活動が落ちることで受粉に影響する可能性もある。
- 見に行く所
- 株の傾き・倒伏の有無、整枝・摘心の状況(分枝6〜8本程度に整理されているか)。
そら豆の天気対策をすべて見る →
稲
移植(田植え)・活着期:移植直後に強風が続く
- 起きやすいこと
- 苗の浮き上がり・倒伏(浮き苗)につながりやすい条件。
- 見に行く所
- 苗の浮き・傾き、株の欠株。
登熟期:出穂期〜登熟期に強風・大雨(台風等)が重なる
- 起きやすいこと
- 倒伏につながりやすい条件。倒伏後は登熟阻害・穂発芽のリスクも高まる。
- 見に行く所
- 株の傾き・倒伏の有無、倒伏後の穂の状態(濡れ・発芽の兆候)。
収穫期:収穫前に強風(台風等)が来る
- 起きやすいこと
- 倒伏・収穫作業の遅延につながりやすい条件。
- 見に行く所
- 株の倒伏状況、圃場の停滞水の有無。
稲の天気対策をすべて見る →
小麦
分げつ・節間伸長期:降雨が多く日照不足が続く時期に、加えて強風が重なる
- 起きやすいこと
- 軟弱徒長した株に強風が加わると倒伏の素地ができやすい条件。倒伏は収量・品質・収穫効率を大きく落とす。
- 見に行く所
- 茎の太さ・節間の詰まり具合、株の傾き、圃場全体の生育ムラ。
収穫期:収穫前後に強風が入る
- 起きやすいこと
- 倒伏した株がある場合、収穫効率・ロスがさらに悪化しやすい条件。
- 見に行く所
- 倒伏の有無・程度、収穫ロスの発生。
小麦の天気対策をすべて見る →
大麦
分げつ・茎立期:強風を伴う多雨が続く
- 起きやすいこと
- 茎が軟弱に伸びている場合や過繁茂な株では倒伏が出やすい条件。
- 見に行く所
- 株の傾き・倒伏の有無、茎径・節間の状態。
登熟・収穫期:登熟後半〜収穫期に強風を伴う多雨が続く
- 起きやすいこと
- 倒伏が出やすい条件。倒伏すると登熟の乱れ・穂発芽・収穫ロスにつながりやすい。
- 見に行く所
- 株の倒伏状況、穂の向き・地面との接触。
大麦の天気対策をすべて見る →
ソバ
生育期(茎葉伸長・分枝):茎葉が伸長した時期に強い降雨・強風が重なる
- 起きやすいこと
- 倒伏が出やすい条件。ソバはやせ地・少肥適応の作物で、過繁茂の株ほど倒伏しやすいとされる。
- 見に行く所
- 株の傾き・倒伏の有無、密植箇所の集中的な倒伏、圃場の水はけ。
開花期(受粉):強風が続く
- 起きやすいこと
- 訪花昆虫の活動低下や花・茎葉の傷みにつながりやすく、受粉効率に影響しうる条件。
- 見に行く所
- 株の傾き、花の落下、訪花昆虫の飛来の少なさ。
登熟・収穫期:収穫適期に強い降雨・強風が重なる
- 起きやすいこと
- 脱粒による収量損失が出やすい条件。ソバは脱粒しやすい性質があり、適期収穫を逃すと風雨で実が落ちやすいとされる(データ)。
- 見に行く所
- 地表への落粒の有無、黒化率の進み具合と収穫適期の一致。
ソバの天気対策をすべて見る →
りんご
開花期:開花期に低温・強風・降雨が続き、訪花昆虫(マメコバチ・ミツバチ等)の活動が鈍る
- 起きやすいこと
- 受粉不足で結実不良になりやすい条件(データ:「低温・悪天候で訪花不足→結実不良」)。リンゴは自家不和合性が基本のため、受粉樹との開花期の一致も結実に関わる。
- 見に行く所
- 着果率、花弁の落下状況、訪花昆虫の飛来の有無。
りんごの天気対策をすべて見る →
梨
開花期:開花期に強風が続く
- 起きやすいこと
- 訪花昆虫の活動が低下し、人工受粉作業(採花・散粉)が実施しにくくなりやすい。
- 見に行く所
- 結実状況、受粉作業の実施記録との照合。
梨の天気対策をすべて見る →
桃
開花期:開花期に強風や連続降雨が続く
- 起きやすいこと
- 訪花昆虫の活動が低下し、受粉・着果が不安定になりやすい条件。自家結実性が高い品種でも天候による影響は起こりうる。
- 見に行く所
- 開花期間中の着果状況、花弁の落下状況。
果実肥大期:展葉期に強風を伴う降雨が続く
- 起きやすいこと
- せん孔細菌病(Xanthomonas)が出やすい条件とされる(データ:葉・果実への穿孔、防風が対策の一つ)。
- 見に行く所
- 葉・果実表面の小斑点・穿孔痕。
桃の天気対策をすべて見る →
サクランボ
開花期:開花期に曇天・低温が続き、降雨や強風で訪花昆虫の活動が鈍る
- 起きやすいこと
- 受粉樹が近くにあっても訪花不足で着果不良になりやすい条件。多くの品種は自家不和合性で、受粉樹(S遺伝子型が適合するもの)が必須。
- 見に行く所
- ミツバチ等訪花昆虫の飛来の有無、開花房ごとの着果率。
幼果・果実肥大期:高温・乾燥に強風が重なり土壌が乾く
- 起きやすいこと
- 水分ストレスによる果実肥大不良・小玉化が出やすい条件。
- 見に行く所
- 葉のしおれの回復状況、株元の土壌の乾き具合。
サクランボの天気対策をすべて見る →
柿
休眠期・萌芽期:萌芽期に強い寒風が続く
- 起きやすいこと
- 新梢の生育遅延や芽の傷みにつながりやすい条件。
- 見に行く所
- 新梢の展開状況、若葉の傷み・変色。
幼果期・生理落果期(ヘタすき):高温・乾燥に強風が重なる
- 起きやすいこと
- 水分ストレスによる樹勢の乱れが落果を助長する可能性がある条件。
- 見に行く所
- 日中の葉のしおれ、株元の土壌の乾き具合、落果の増減。
柿の天気対策をすべて見る →
ブルーベリー
開花・受粉期:開花期に低温・強風・降雨が続き、訪花昆虫(マルハナバチ・ミツバチ等)の活動が抑えられる天候が続く
- 起きやすいこと
- 受粉不良・着果率低下につながりやすい条件。ラビットアイ系は自家不和合性が強く受粉樹への訪花が必要なため、影響を受けやすい。
- 見に行く所
- 開花数に対する着果(結実)の割合、花の落下状況。
ブルーベリーの天気対策をすべて見る →
キウイフルーツ
休眠・発芽期:発芽〜新梢伸長期に強風が続く
- 起きやすいこと
- 新梢・展開葉が物理的に傷みやすい条件。
- 見に行く所
- 新梢の折損、葉の擦れ傷・裂傷。
開花・受粉期:開花期に低温・強風・降雨が重なる
- 起きやすいこと
- ミツバチ等の訪花昆虫の活動が鈍り、自然受粉(花粉の授受)が滞りやすい条件。キウイフルーツは雌雄異株で人工受粉との併用が一般的であり、天候不良時は特に人工受粉の重要度が上がりやすい。
- 見に行く所
- 開花期間中の訪花昆虫の活動状況、雌花の結実(着果)状況、種子数の目安(大玉には受粉の質が影響)。
開花・受粉期:開花期に降雨・強風が続く
- 起きやすいこと
- PSA(細菌かいよう病)が花・葉・幹に感染しやすい条件になりうる。雨風は病原菌の拡散を助長しやすい要因として知られる。
- 見に行く所
- 花の褐変・落花、葉の水浸状斑点、幹からの滲出液の有無。
果実肥大期:果実肥大期に強風が続く
- 起きやすいこと
- 果実・葉が擦れて傷つきやすい条件(果面の擦過傷)。
- 見に行く所
- 果面のこすれ傷・変色、防風設備の効果。
キウイフルーツの天気対策をすべて見る →
梅
休眠・開花期(厳冬期早咲き):開花期に低温・降雨・強風が重なる
- 起きやすいこと
- 訪花昆虫(ミツバチ・マメコバチ等)の活動が鈍り、受粉不良になりやすい条件。自家不和合性品種(南高等)は受粉樹への依存度が高く、受粉樹との開花タイミングのズレも結実に影響しうる。
- 見に行く所
- 開花中の花への訪花の有無、幼果の着生数、受粉樹の開花時期のズレ。
幼果肥大期(生理落果):強風が続く
- 起きやすいこと
- 幼果・新梢の物理的な擦れ・落下、後述する枝や果実の傷口からの病害侵入リスクが高まる条件。
- 見に行く所
- 枝葉の擦れ跡、落果の増加、防風ネット・防風樹周辺での被害差。
果実肥大・成熟期(青梅〜完熟):強風による枝・果実の擦れ傷、または降雨が続く
- 起きやすいこと
- かいよう病(細菌性、Xanthomonas/Pseudomonas)は風傷等の傷口から感染しやすい条件。
- 見に行く所
- 枝・果実の褐色病斑やへこみ、風による擦れ跡の有無。
梅の天気対策をすべて見る →
栗
開花期(受粉期):開花期に強風・強い降雨が続く
- 起きやすいこと
- 風媒による花粉飛散自体は一定の風で助けられる面もあるが、強い雨や強風が続くと花粉が流される・花房が傷むなどして受粉効率が落ちやすい条件。
- 見に行く所
- 花房・花穂の損傷の有無、開花期間中の天候の荒れ具合、着果予定部位の脱落。
栗の天気対策をすべて見る →
イチジク
夏果・秋果肥大期:強風が続く
- 起きやすいこと
- 一文字仕立て等の低樹高栽培でも、新梢・結果枝の折損や落果につながる恐れ。
- 見に行く所
- 新梢の折れ・裂け、落果の有無。
イチジクの天気対策をすべて見る →
スモモ
休眠打破・開花期:開花期に強風・低温・降雨が重なる
- 起きやすいこと
- 訪花昆虫の活動が鈍り、受粉樹があっても受粉が進みにくい条件。スモモは自家不和合の品種が多く、開花期の合う受粉樹への訪花が結実を左右する。
- 見に行く所
- 開花期のミツバチ等訪花昆虫の飛来状況、受粉樹との開花時期の重なり、着果状況。
受粉・着果期:着果期にかけても低温・降雨・強風が続く
- 起きやすいこと
- 訪花不足の状態が長引くと結実が不安定になりやすい条件。落花・果そろいの乱れにつながる恐れ。
- 見に行く所
- 花房ごとの着果率、落花の多さ、果そろいのばらつき。
スモモの天気対策をすべて見る →
アンズ
開花期(晩霜警戒・最重要):開花期に強風が続く
- 起きやすいこと
- 訪花昆虫の活動低下による受粉不良のおそれ。特に自家不和合性品種は受粉樹の有無次第で着果への影響が大きい。
- 見に行く所
- 訪花昆虫(ミツバチ等)の活動状況、開花期の着果の進み、受粉樹の配置。
アンズの天気対策をすべて見る →
ビワ
果実肥大期(早春〜春・摘果袋かけ後):強風が続く
- 起きやすいこと
- 常緑で樹冠が茂りやすいビワは、強風で枝擦れ傷や落果・葉傷みが出やすい条件。傷は前述のがん腫病の感染起点にもなりうる。
- 見に行く所
- 枝の擦れ傷、落果、袋の破れ。
ビワの天気対策をすべて見る →
茶
整枝・更新期(摘採後):台風等による強風・強い降雨
- 起きやすいこと
- 整枝直後や新芽伸長期の樹体は枝葉の損傷を受けやすく、強雨は土壌流亡や排水不良のリスクを高める条件。
- 見に行く所
- 枝葉の折損・欠損、圃場の停滞水や土壌の流亡、防風樹・防風ネット等の状態。
茶の天気対策をすべて見る →
自分の畑の作物を、今日の天気と写真で見てもらうなら
AGRIX AI は、作物の写真から病気・害虫・生理障害を見分け、地域の天気予報と生育の段階を重ねて「今日なにを見に行くか」を出すアプリです。このページの内容は、アプリが判断に使っているデータの一部です。
ほかの天気
このページについて AGRIX AI に入っている作物の「天気への反応」と「病害虫の出やすい条件」のデータを、そのまま読みやすく並べたものです。数値は一般的な目安で、品種・地域・作型で変わります。病害虫の発生を言い当てるものではなく、「出やすい条件」と「見に行く所」を示しています。
農薬を使うときは、ラベルの登録内容と、お住まいの県の病害虫防除所が出す情報・防除指針に従ってください。
作り方:AGRIX AI のデータ(作物66種の天気への反応・22作物の病害虫の条件)から、プログラムで1作物1ページに並べています。文章や数値は足していません。データを直すと、このページも作り直します。
作成:北島真史(RAIXEN・AGRIX AI 開発)。元専業農家(ブロッコリー4ha・ネギ・ズッキーニほか10年)、農業資材店で土壌診断と肥料・農薬の相談を担当、今は米6ha・ネギの兼業農家。著書『直売所で儲かる心理設計』。