低温の対策を作物別に
57作物・条件 100件
低温のときに作物ごとに起きやすいことと、まず見に行く所の要点です。詳しい内容(露地と施設の違い・確かさ)は各作物のページにあります。
トマト
定植・活着期:日最低気温が10℃を下回る日が続く(春の早植え・遅霜)
- 起きやすいこと
- 活着遅れ・生育停滞。トマトは低温に弱く、霜に当たると茎葉が枯死する恐れ。
- 見に行く所
- 新葉の展開が止まっていないか、葉が水浸状・黒変していないか、朝の圃場に霜が降りていないか。
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ミニトマト
定植・活着期:日最低気温が10℃を下回る日が続く(春の早植え・遅霜)
- 起きやすいこと
- 活着遅れ・生育停滞。低温に弱く、霜に当たると茎葉が枯死する恐れ。
- 見に行く所
- 新葉の展開が止まっていないか、葉が水浸状・黒変していないか、朝の圃場に霜が降りていないか。
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キュウリ
定植・活着期:日最低気温が12℃を下回る日が続く
- 起きやすいこと
- キュウリは生育停滞の目安が12℃以下とされ、活着遅れ・生育停滞につながりやすい条件。地温15℃未満では根活性が急低下するとされるため、気温低下が続くと地温低下も伴いやすく活着不良の一因になりうる。
- 見に行く所
- 新葉の展開が止まっていないか、可能であれば地温の実測、株元の土の冷え、萎凋の有無。
着果・肥大期:低温・多湿が続く(早春・晩秋の降雨)
- 起きやすいこと
- 黒星病が出やすい条件。
- 見に行く所
- 果実・葉の黒褐色の小斑点や陥没。
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ナス
開花期:低温(目安12℃以下)と日照不足が重なって続く
- 起きやすいこと
- ボケナス(AGRIX:低温・日照不足・成り疲れが要因)や石ナス(AGRIX:低温による受粉不良)が出やすい条件。花粉発芽の最適温度帯(AGRIX:25〜30℃)を下回ると受粉に不利な条件になりやすい。
- 見に行く所
- 開花後の着果率、果形のいびつさ・種子の未熟、花の花柱の長短(長花柱=栄養良好、短花柱=栄養不足という草勢の目安もあわせて確認)。
収穫期:低温・日照不足が続く(season後半の低温期など)
- 起きやすいこと
- 生育停滞(AGRIX:12℃以下)や日照不足によるボケナス・成り疲れ傾向が出やすい条件。収量・品質が落ちやすい時期。
- 見に行く所
- 果実肥大速度の鈍化、葉色、着果数の減少。
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ピーマン
定植・活着期:定植後の初期に、栄養成長の適温域(昼21〜25℃)を下回る低温が続く状態で、一番花・一番果の着果が早く進む
- 起きやすいこと
- 草勢が整う前に着果負荷がかかり、生育停滞(成疲れ)につながりやすい条件。AGRIXでは一番花(クラウンフラワー)の除去・初期果実負荷の回避が基本とされる。
- 見に行く所
- 新葉の展開速度、一番花・一番果の着果有無、茎径・葉色(草勢)。
栄養成長期:日中気温21〜25℃・夜間気温16〜18℃の適温域から外れる状態(高温または低温)が続く
- 起きやすいこと
- 適温を外れると草勢の乱れ(過繁茂または生育停滞)につながりやすい条件(AGRIX:栄養成長期の理想は昼21〜25℃/夜16〜18℃)。
- 見に行く所
- 節間の間延び有無、葉色の濃淡、茎の太り方。
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ししとう・唐辛子
定植・活着期:夜間最低気温が15℃を下回る日が続く(早植え・低温期の植え付け)
- 起きやすいこと
- 生育停滞・活着遅れが生じやすい条件。トウガラシ類は低温に弱く、夜温15℃未満は開花期の落花条件と同じ水準のため、この時期の低温継続は後々まで生育の遅れを引きずりやすい(AGRIX:夜温15℃未満で落花)。
- 見に行く所
- 新葉の展開が止まっていないか、葉色が濃く固まっていないか、株の萎縮の有無。
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オクラ
育苗期:気温の低い日が続く(生育適温25〜30℃に対し、目安15℃を下回るような低温)
- 起きやすいこと
- 発芽揃いの遅れ・生育停滞が出やすい条件(発芽には地温20℃以上が目安とされ、気温低下に連動して地温も下がりやすい)。オクラは高温性で低温には弱い。
- 見に行く所
- 発芽率・発芽の揃い、子葉展開の遅れ、可能であれば地温の実測。
育苗期:低温と多湿(曇雨天続き)が重なる
- 起きやすいこと
- 苗立枯病が出やすい条件(低温多湿の育苗環境で発生しやすいとされる)。
- 見に行く所
- 苗の地際部のくびれ・変色、倒伏株の有無、育苗床の過湿・排水。
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ズッキーニ
定植・活着期:定植後、日中気温が生育適温(昼20〜25℃目安)を下回る低温、または夜間気温が適温(夜15〜18℃目安)を下回る状態が続く
- 起きやすいこと
- 活着遅れ・初期生育の停滞。ズッキーニは高温/低温いずれの極端も、その後の着果不良につながりやすいとされる作物。
- 見に行く所
- 新葉の展開・株の伸長が止まっていないか、葉色の薄まり。
開花・受粉期:低温(生育適温を下回る)や降雨が続き、訪花昆虫の活動が鈍る
- 起きやすいこと
- 受粉不良になりやすい条件。ズッキーニは雌雄異花・虫媒で、受粉不良の果実は途中で腐り落ちやすい。単為結果性品種であれば影響を受けにくい。
- 見に行く所
- 着果後の果実基部の腐敗・脱落、訪花昆虫(ハチ等)の飛来状況、雌花・雄花の開花タイミングのずれ。
開花・受粉期:日中・夜間の気温が生育適温(昼20〜25℃/夜15〜18℃目安)から大きく外れる高温・低温が続く
- 起きやすいこと
- 着果不良が出やすい条件。ズッキーニは高温・低温いずれの極端でも着果が乱れやすいとされる。
- 見に行く所
- 着果率、開花した花の落下、果実の肥大開始の遅れ。
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スイカ
定植・活着期:定植後に気温が生育適温帯(昼25〜30℃・夜18〜20℃)を大きく下回る低温が続く
- 起きやすいこと
- 活着遅れ・生育停滞につながりやすい条件。スイカは高温・強光を要求する作物で低温には弱い。
- 見に行く所
- 新葉の展開が止まっていないか、葉色が淡くなっていないか、活着の遅れの有無。
開花・受粉期:開花期に低温が続く、または降雨・強風で訪花昆虫の活動が鈍る
- 起きやすいこと
- 受粉不良・着果不良につながりやすい条件(AGRIX:低温・訪花不足時は人工受粉が必要)。
- 見に行く所
- 雌花の開花状況と着果の有無、訪花昆虫(ミツバチ等)の活動、人工受粉の要否。
収穫前・収穫期:日照不足・低温が収穫前まで続く
- 起きやすいこと
- 糖度低下・肥大の伸び悩みにつながりやすい条件(AGRIX:糖度低下要因として日照不足・低温を明記)。
- 見に行く所
- 葉色・草勢の維持状況、果実の締まり、収穫適期(巻きひげの枯れ・打音・接地部の色)の見極め。
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メロン
交配・着果期:気温が低い、または日照不足が続く(曇天・低温)
- 起きやすいこと
- 訪花昆虫の活動低下や受粉条件の悪化により着果が乱れやすい条件。
- 見に行く所
- 着果率、開花した花の状態、人工受粉の要否。
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イチゴ
開花・授粉期:気温がミツバチ等訪花昆虫の活動適温帯(目安15〜28℃)から外れる(低温、または30℃以上)
- 起きやすいこと
- 訪花昆虫の活動が低下し、受粉不良・奇形果につながりやすい条件(1花あたりの痩果数目安200〜300、受精不足で奇形果が出やすい)。
- 見に行く所
- 奇形果の発生率、着果率、訪花昆虫の活動状況。
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白菜
育苗・定植期:定植後に低温・遅霜に遭遇する
- 起きやすいこと
- 活着遅れ、霜による外葉の傷みが出やすい条件。
- 見に行く所
- 新葉展開の停滞、葉の変色・水浸状の有無、朝の圃場の霜。
生育期(低温感応期):株が一定の大きさに達した状態で、生育適温(18〜22℃)を大きく下回る低温に一定期間連続してさらされる
- 起きやすいこと
- 花芽分化が進み抽台(とう立ち)が起きやすい条件。ハクサイは低温感応型で、一定サイズの株が低温に一定期間遭遇すると花芽分化に向かう性質があり、特に秋播き・早春どり栽培で想定より早く低温に当たると結球不良・出荷不能につながりやすい(春どり栽培の最大リスク)。
- 見に行く所
- 生育点の伸長や花芽の兆候の有無、播種期と株サイズに対して低温に当たる時期が早すぎないか。
収穫期・貯蔵前:収穫期に強い低温・霜に当たる
- 起きやすいこと
- 外葉の凍害・傷みにより貯蔵性が落ちる可能性がある条件。
- 見に行く所
- 外葉の変色・水浸状の有無、霜害の痕跡。
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レタス
定植・活着期:日最低気温が低い状態が続く、または急な冷え込みがある
- 起きやすいこと
- レタスは比較的低温には強いが、活着遅れ・生育停滞につながりやすい条件。
- 見に行く所
- 新葉の展開が止まっていないか、葉色の変化。
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ブロッコリー
育苗期:育苗中に苗が低温にさらされる状態が続く、または生育が停滞し苗齢が計画より延びる(老化苗)
- 起きやすいこと
- 低温感応によるボトニング(定植後に想定より早く小さな花蕾が形成される)の土台ができやすい条件。
- 見に行く所
- 育苗日数・苗齢が計画より延びていないか、苗の葉色・徒長の有無、根鉢の張り具合。
定植・活着期:定植後に低温が続き生育が停滞する
- 起きやすいこと
- 生育停滞・老化的な状態からボトニング(早期の小花蕾形成)につながりやすい条件。
- 見に行く所
- 葉の展開スピード、株の生育ステージが作型計画から遅れていないか。
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カリフラワー
栄養生育期・花芽分化期:生育初期〜中期に低温(生育適温15〜20℃を大きく下回る状態)にさらされる日が続く
- 起きやすいこと
- 低温感応(バーナリゼーション)により、株が十分大きくなる前に花芽分化が進み、小さいまま花蕾を結ぶ「ボトニング」が出やすい条件。
- 見に行く所
- 株の大きさ(葉数・葉張り)に対して花蕾が早期に見え始めていないか、生育ステージと気温の推移のズレ。
収穫期:収穫期に低温が続く
- 起きやすいこと
- 肥大・締まりの進みが遅れ、収穫適期が後ろ倒しになりやすい。
- 見に行く所
- 花蕾サイズの伸び具合、収穫適期のズレ。
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小松菜
生育期(伸長期・抽台リスク期):冬季に低温が続く(施設外の気温が生育適温を大きく下回る)
- 起きやすいこと
- コマツナは耐寒性が比較的強く(0℃付近でも耐性ありとされる)枯死には至りにくいが、生育停滞や霜による外観障害(葉先の変色等)が出やすい条件。
- 見に行く所
- 霜が降りた朝の葉の状態(水浸状・黒変の有無)、生育の進み具合(葉数・草丈)が停滞していないか。
収穫期:冬季収穫期に低温・霜が続く
- 起きやすいこと
- 耐寒性は比較的強いが、霜による葉先の変色等の外観障害が出やすい条件。
- 見に行く所
- 霜害の有無(葉先の白化・黒変)、収穫適期の生育到達状況。
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チンゲン菜
育苗・定植期:生育適温(目安15〜25℃)を下回る低温に数日〜1週間程度さらされ、その後に高温・長日となる
- 起きやすいこと
- 低温を感応してトウ立ち(抽台)しやすい体質になりやすい条件。晩抽性でない品種は特に注意。
- 見に行く所
- 生育点付近の伸長や花芽分化の兆候、品種の晩抽性の有無、播種・定植時期と作型の整合。
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春菊
育苗期(発芽・本葉展開):気温が適温を下回る低温(目安15〜20℃を下回る)が続く
- 起きやすいこと
- 発芽・初期生育の遅れ、苗立ちの不揃い。シュンギクは好光性種子で浅播きのため、低温に加え播種床の乾湿ムラでも発芽が揃いにくい条件になる。
- 見に行く所
- 発芽揃い、子葉・本葉の展開状況、播種床の表面の乾湿。
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水菜
育苗・発芽期:生育適温帯(目安15〜25℃)を下回る低温が続く
- 起きやすいこと
- 発芽の揃いが悪くなる、初期生育が停滞しやすい条件。耐寒性はあるが低温期は伸長が緩慢になりやすい。
- 見に行く所
- 発芽率・子葉展開の揃い、初生葉の展開スピード。
抽台感応期:一定期間の低温にさらされた後、高温・長日が続く
- 起きやすいこと
- 抽台(トウ立ち)が早まりやすい条件(データ:長日・高温+低温感応で抽台)。
- 見に行く所
- 生育点の急な伸長・花芽の兆候、葉数に対して草丈が先行して伸びていないか。
収穫期(ベビーリーフ・大株どり):収穫期に低温が続く
- 起きやすいこと
- 生育(葉数増加・肥大)が緩慢になり、収穫適期がずれ込みやすい条件。
- 見に行く所
- 草丈・葉数が想定生育日数(小株どり20〜40日/大株どり60〜90日目安)に対して遅れていないか。
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ニラ
刈取り再生期(本圃・周年繰り返し):気温が生育適温帯を下回る低温が続く(目安15℃未満)、または霜
- 起きやすいこと
- 再生が遅くなる条件。霜に強く当たると地上部の枯れ込みが進み、休眠へ移行しやすい。
- 見に行く所
- 再生葉の伸びの鈍化、葉先の霜害(水浸状・黒変)の有無。
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セロリ
育苗期:育苗期間中に気温の低い日が一定期間続く(早春の低温)
- 起きやすいこと
- セロリは低温感応で花芽分化し、定植後の抽台(とう立ち)につながりやすい条件。特に春どり作型で注意が必要。
- 見に行く所
- 苗の茎の伸び・節間、生育の遅れの有無。定植後は花茎の兆候(芯部の伸長)が出ていないか。
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ねぎ
定植・生育前期(越冬期を含む):低温の期間が長く続く(低温感応の目安として積算950時間程度とする資料がある)
- 起きやすいこと
- 花芽分化が進み、その後の昇温でトウ立ち(抽苔)に傾きやすい条件。
- 見に行く所
- 生育ステージ(苗・株の大きさ)、心止まりや花茎の伸長兆候。
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タマネギ
育苗・定植期:苗(茎盤径がある程度太った株)が0〜10℃帯の低温に長期間さらされる(目安として累積で約1000時間規模)
- 起きやすいこと
- 抽苔(とう立ち)の感応が進みやすい条件。抽苔した個体は収穫物として使えなくなるため(AGRIX:抽苔=100%損失個体、目標抽苔率3%以下)、感受性の高い株が混じっていると減収要因になりやすい。
- 見に行く所
- 苗・株の茎盤径(基部の太さ、目安10mm以上で感応しやすいとされる)、低温期間の長さと株の生育ステージ、実際にとう立ちした株の有無。
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ニンニク
越冬期:厳しい低温が続く、または急な低温・霜に当たる
- 起きやすいこと
- 耐寒性は比較的高いが、生育初期の幼苗や無マルチの圃場では凍霜害による葉先枯れ・生育停滞が出やすい条件。
- 見に行く所
- 葉先の褐変・凍害痕、株の浮き上がり(凍上)の有無。
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アスパラガス
萌芽・収穫開始期(早春):気温が上昇し萌芽が進む時期に、低温がぶり返す(日最低気温の低下・遅霜)
- 起きやすいこと
- 萌芽の遅れ・若茎の伸長停滞。萌芽した若茎が遅霜に当たると凍害・変色を受ける恐れ。
- 見に行く所
- 萌芽の揃い方、若茎の伸長速度、霜が降りた朝の若茎の変色・萎れ。
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大根
播種・発芽期:生育適温(目安17〜20℃)を下回る低温が続く(特に春どり作型の早播き)
- 起きやすいこと
- 低温感応(バーナリゼーション)によるとう立ち(抽台)のリスクが高まる条件。幼苗期に一定期間の低温に当たると花芽分化が進み、根の品質低下につながりやすい。
- 見に行く所
- 生育点付近の状態、葉の伸びの停滞、作型が春どり早播きに該当するか。
幼苗期(本葉展開〜間引き):生育適温(目安17〜20℃)を下回る低温が断続的に続く
- 起きやすいこと
- 生育停滞、および抽台感応が幼苗期にも継続しやすい条件(晩抽性の低い品種で顕著)。
- 見に行く所
- 葉数・葉色の推移、生育の遅れ、株間の生育揃い。
収穫期(適期判断・収穫後):低温・霜が近づく(晩秋〜冬どり)
- 起きやすいこと
- 生育停滞、霜による葉の障害。収穫適期を逃すと品質低下につながる懸念がある。
- 見に行く所
- 葉の凍結・変色、朝の圃場の霜の有無、根首部の露出・埋め戻し状況。
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人参
生育前期(葉数増加期):生育初期に生育適温(18〜21℃)を大きく下回る低温が一定期間続く
- 起きやすいこと
- 低温感応でとう立ち(抽台)に傾きやすい条件。とう立ちすると根の品質・収量が低下しやすい。
- 見に行く所
- 生長点付近の伸長や花芽の兆候、株ごとの生育揃い。
根部肥大期:肥大期に低温・日照不足が続く
- 起きやすいこと
- 着色不良(オレンジ色が乗りにくい)が出やすい条件。窒素過多も要因とされるが施肥状況は気象からは判断できない。
- 見に行く所
- 試し掘りでの根の色調、収穫物の着色ムラ。
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カブ
播種・発芽期:播種後に気温の低い日が続く(カブの生育適温は15〜20℃とされ、これを下回る低温が継続)
- 起きやすいこと
- 発芽が揃わない、発芽が遅れる条件。
- 見に行く所
- 発芽率・欠株の有無、双葉の展開が揃っているか。
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ゴボウ
生育前期(葉・根伸長期):低温が続く(生育適温を下回る状態が続く)
- 起きやすいこと
- 初期生育の停滞・根の伸長遅れにつながりやすい条件。
- 見に行く所
- 葉数・葉色の伸びの停滞。
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生姜
萌芽・活着期:日最低気温が15℃を下回る日が続く(春植え後の低温)
- 起きやすいこと
- 萌芽・活着の遅れ、生育停滞。ショウガは高温性で、生育適温25〜30℃に対して15℃以下では生育が止まりやすい。
- 見に行く所
- 萌芽の遅れ・揃いの悪さ、地際部の変色、株間での生育差。
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じゃがいも
茎葉伸長期:遅霜・低温(日最低気温が0℃前後まで下がる、または霜が観測される)
- 起きやすいこと
- 地上部(茎葉)の凍害。生育適温(地上部)は18〜22℃が目安で、これを大きく外れる低温は生育停滞につながりやすい。
- 見に行く所
- 新葉・茎の黒変やしおれ、朝の圃場の霜の有無、生育停滞(草丈の伸びの鈍化)。
成熟・収穫期:早霜・低温(収穫前に日最低気温が大きく下がる)
- 起きやすいこと
- 茎葉の枯凋が早まる、または凍害。収穫時期の前倒しを検討する材料になり得る。
- 見に行く所
- 茎葉の黒変・枯れ上がりの急な進行、朝の圃場の霜の有無。
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さつまいも
定植(挿し苗)・活着期:日最低気温が低い日が続く(生育適温22〜30℃を下回り、目安10℃以下では低温障害の恐れ)/早植え・寒冷地作型で遅霜に遭う
- 起きやすいこと
- 活着遅れ・低温障害。霜に当たると挿し苗の茎葉が枯死する恐れがある。
- 見に行く所
- 苗の萎れ・葉の黒変、新葉展開が止まっていないか、朝の圃場に霜が降りていないか。
収穫後キュアリング・貯蔵:貯蔵期間中、外気の冷え込みが続く時期
- 起きやすいこと
- 貯蔵適温の目安13〜15℃を下回りやすく、10℃以下になると低温腐敗・苦み等の品質劣化が出やすい条件(低温障害)。
- 見に行く所
- 貯蔵庫内温度の実測、イモの外観・食味の変化。
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長芋
収穫・貯蔵期:早い時期の低温・霜でつるが急に枯れる
- 起きやすいこと
- つるの枯死が収穫適期のサインとなる一方、想定より早い枯れ上がりは肥大期間の短縮を示す場合がある。
- 見に行く所
- つる・葉の枯れ具合(自然な黄化枯死か、急な霜害による枯死か)、いもの肥大の進み具合(試し掘り)。
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レンコン
植付・活着期:植付け前後に低温(寒の戻り)が続く
- 起きやすいこと
- レンコンは高温性(生育適温25〜30℃)のため、低温期は種蓮根からの萌芽・活着が遅れやすい条件。
- 見に行く所
- 種蓮根からの芽の展開状況、水温、葉の展開の遅れ。
収穫期:気温が下がり低温が続く(晩秋〜初冬)
- 起きやすいこと
- 地上部(葉・茎)が枯れて休眠期に入る自然な生育相であり、収穫適期の判断材料になる。
- 見に行く所
- 地上部の枯れ具合、地下茎の充実(試し掘り)。
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大豆
播種・発芽期:気温が生育適温(20〜30℃)を大きく下回る低温が続く
- 起きやすいこと
- 発芽・出芽の遅れ、初期生育の停滞が出やすい条件。
- 見に行く所
- 出芽の揃い、幼苗の生育速度、地表面の湿り・地温の目安。
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そら豆
開花期:開花期に日最低気温が低い、または日最高気温が高い(低温・高温いずれの極端も)
- 起きやすいこと
- 落花・落莢が出やすい条件。
- 見に行く所
- 着莢率、花房の落下の有無、株の草勢(過繁茂気味でないか)。
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えんどう
開花期:開花期に低温・霜に当たる
- 起きやすいこと
- 花器障害が出やすい条件。落花につながりやすい。
- 見に行く所
- 開花した花の変色・脱落、莢の着き具合。
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いんげん
発芽・生育初期:発芽期〜生育初期に低温(目安15℃を下回る)や遅霜が続く
- 起きやすいこと
- 発芽不揃い・初期生育停滞になりやすい。インゲンは霜に弱く、霜に当たると茎葉が枯死する恐れ。
- 見に行く所
- 発芽の揃い、子葉・本葉の展開状況、朝の圃場に霜が降りていないか。
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稲
育苗期:出芽・育苗期に低温(目安15℃前後を下回る日)が続く
- 起きやすいこと
- 出芽遅れ・苗の生育停滞、苗質低下につながりやすい条件。
- 見に行く所
- 苗の生育揃い、葉色の薄まり、苗立ちの遅れの有無。
分げつ期:分げつ期に低温・日照不足(曇天・長雨)が続く
- 起きやすいこと
- 分げつの遅延・数不足につながりやすい条件。
- 見に行く所
- 茎数の増え方、葉色、株の草丈。
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小麦
播種・出芽期:播種期の気温が低く、地表付近が低温で推移する
- 起きやすいこと
- 出芽・初期生育が遅れやすい条件。極端な低温では発芽不揃いのおそれ。
- 見に行く所
- 出芽までの日数、苗立ちの均一性。
越冬・春化期:冬季に一定の低温が経過する(秋播き=冬コムギの通常の経過)
- 起きやすいこと
- 秋播きコムギは一定期間の低温(春化)を経て出穂に向かう生理があり、これは異常ではなく通常の生育過程。逆に冬季が異常に高温で経過した場合は春化が不足し、出穂が乱れる可能性がある(気象からは推定に留まる)。
- 見に行く所
- 越冬後の株の生育揃い、分げつの状況。
越冬・春化期:厳寒期に急激な低温・強い霜が入る、または寒暖差が大きい
- 起きやすいこと
- 凍害・霜害により葉が傷む、株が浮き上がる(凍上)等のおそれがある条件。
- 見に行く所
- 葉の褐変・枯死、株元の浮き上がり、根の露出。
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大麦
播種・出芽期:播種期に低温が続く(日最低気温が低く出芽適温を下回る状態が続く)
- 起きやすいこと
- 出芽の遅れ・不揃いが出やすい。生育適温15〜20℃からの乖離が大きいほど初期生育が緩慢になりやすい。
- 見に行く所
- 出芽までの日数、苗の生育の揃い。
越冬・春化期:厳冬期に強い低温・霜が続く
- 起きやすいこと
- 凍害・凍上により株の傷みや生育停滞が出やすい条件。
- 見に行く所
- 株元の浮き上がり(凍上)の有無、葉の褐変・枯死の範囲。
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ソバ
播種・出芽期:播種期・出芽期に低温・遅霜がある
- 起きやすいこと
- 出芽不良・苗の凍害。ソバは低温・霜に弱い作物とされ、生育初期の霜で枯死する恐れがある。
- 見に行く所
- 出芽揃い、子葉・初生葉の変色や萎れ、霜の降りた朝の圃場状況。
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ぶどう
休眠期:冬季に7℃以下の低温が一定期間持続する
- 起きやすいこと
- 休眠打破に必要な低温要求が満たされるかどうかに関わる条件(AGRIX:休眠打破には7℃以下の低温が一定期間必要)。低温期間が不足すると春の萌芽が不揃い・遅延する可能性がある。
- 見に行く所
- 冬季の低温継続日数の記録、発芽期に入ってからの萌芽の揃い方。
発芽期:発芽期の気温が発芽適温(目安15〜25℃)を下回る低温が続く
- 起きやすいこと
- 発芽・展葉の遅れ、萌芽が不揃いになりやすい条件。
- 見に行く所
- 新梢の伸長速度、萌芽率、遅霜による被害の有無。
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りんご
休眠期(低温要求):冬季の低温に当たる日数・低温積算が不足する暖冬が続く
- 起きやすいこと
- 自発休眠の打破に必要な低温要求(低温積算の評価はDynamic Model/Chill Portionsが変動気候での再現性が高いとされ、補助的にUtah Chill Unit=7.2℃以下の時間も用いられる)が不足すると、発芽不揃い・開花のばらつき・結実低下につながりやすい条件。
- 見に行く所
- 発芽・開花の斉一性、品種の低温要求特性と栽培地域の適合。
開花期:開花期に晩霜(遅霜)・低温が入る
- 起きやすいこと
- 凍霜害により花・幼果が枯死し、結実不良になりやすい条件(データにある:防霜ファン・散水氷結法などの対策手段がある)。
- 見に行く所
- 花・幼果の変色・黒変、着果の有無、園地内の低所(冷気だまり)の被害差。
開花期:開花期に低温・強風・降雨が続き、訪花昆虫(マメコバチ・ミツバチ等)の活動が鈍る
- 起きやすいこと
- 受粉不足で結実不良になりやすい条件(データ:「低温・悪天候で訪花不足→結実不良」)。リンゴは自家不和合性が基本のため、受粉樹との開花期の一致も結実に関わる。
- 見に行く所
- 着果率、花弁の落下状況、訪花昆虫の飛来の有無。
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梨
休眠・萌芽期:冬季の低温遭遇が不足する(暖冬傾向で休眠打破に必要な低温に達しない期間が続く)
- 起きやすいこと
- 発芽・開花が不揃いになりやすい条件。
- 見に行く所
- 萌芽・開花の斉一性、冬季の気温推移。
休眠・萌芽期:萌芽期以降に急な低温・降霜(晩霜)が発生する
- 起きやすいこと
- 新梢・花芽の凍害が出やすい条件。
- 見に行く所
- 新梢・花芽の褐変・萎凋の有無、朝の圃場に霜が降りていないか。
開花期:開花期に低温(晩霜含む)や降雨が続く
- 起きやすいこと
- ナシは自家不和合性の品種が多く人工受粉が基本のため、作業適期を逃しやすく、訪花昆虫(マメコバチ等)の活動も鈍り結実不良になりやすい条件(AGRIX:「自家不和合→受粉樹必須+人工受粉」「開花期の晩霜・雨で結実不良」)。
- 見に行く所
- 開花期間中の結実率、人工受粉作業の実施可否、受粉樹の開花時期との重なり。
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桃
休眠・低温要求期:冬季の低温遭遇量が不足する(暖冬で低温に当たる日が少ない)
- 起きやすいこと
- 休眠打破・発芽が不揃いになりやすい条件。モモは低温要求性(Chill)があり、暖地では低需要品種を選ぶ必要があるとされる。開花のばらつきは着果の安定にも影響しうる。
- 見に行く所
- 例年と比べた発芽・開花の揃い方、休眠打破の遅れの有無。
開花期:開花期に遅霜(晩霜)や氷点下の低温が見込まれる
- 起きやすいこと
- モモは開花が早く晩霜害を受けやすい作物とされる。花器が凍害を受けると着果不良・収量減につながりやすい条件。
- 見に行く所
- 開花状況、霜に当たった花の褐変・黒変、防霜対策の実施状況。
着果調整期(摘蕾・摘果):展葉前後に低温・多雨が続く
- 起きやすいこと
- 縮葉病(Taphrina)が出やすい条件とされる(データでは展葉前の防除対象として記載)。
- 見に行く所
- 新葉の縮れ・変色・肥厚の有無。
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サクランボ
開花期:開花期に曇天・低温が続き、降雨や強風で訪花昆虫の活動が鈍る
- 起きやすいこと
- 受粉樹が近くにあっても訪花不足で着果不良になりやすい条件。多くの品種は自家不和合性で、受粉樹(S遺伝子型が適合するもの)が必須。
- 見に行く所
- ミツバチ等訪花昆虫の飛来の有無、開花房ごとの着果率。
幼果・果実肥大期:低温が続き生育が停滞する
- 起きやすいこと
- 果実肥大の遅れ、成熟期のずれ込みが起きやすい。
- 見に行く所
- 果実肥大の進み具合、果房ごとの生育のそろい。
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柿
開花期(受粉・単為結果):開花期に低温・降雨が続く
- 起きやすいこと
- 訪花昆虫の活動低下や花粉の稔性低下により受粉が不安定になりやすい条件。ただし平核無等の単為結果性品種は受粉樹がなくても結実するため影響は品種で異なる。
- 見に行く所
- 開花した花の結実状況、落花の多寡、品種の受粉様式(単為結果性か否か)。
着色・成熟期:秋の日較差が大きく夜温が下がる(低温継続)
- 起きやすいこと
- 着色が進みやすい一般的な果樹の傾向がある一方、高温が続くと着色遅延・軟化が早まる可能性がある。
- 見に行く所
- 果皮の色づき具合、硬度、収穫適期の見極め。
収穫期・脱渋期:収穫時期に強い低温・早い初霜が予想される
- 起きやすいこと
- 果実の凍害・品質低下のおそれがある条件。特に渋ガキ系は脱渋前の収穫適期を前倒しする判断が必要になる場合がある。
- 見に行く所
- 果実表面の異常(軟化・変色)、収穫適期(着色・硬度)の見極め。
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ブルーベリー
休眠・低温要求期:冬季の低温(一般に7℃前後以下とされる目安)の積算時間が不足する年(暖冬)
- 起きやすいこと
- 低温要求量を満たさないタイプ・品種で休眠打破が遅れ、翌春の発芽・開花が不揃いになりやすい条件。低温要求量が多いノーザンハイブッシュ系で影響が出やすい。
- 見に行く所
- 春先の発芽の揃い方、同一枝内での開花時期のばらつき。
開花・受粉期:開花期に霜・低温(目安0℃前後以下)が発生する
- 起きやすいこと
- 花・幼果が凍害を受け、落花・結実不良につながりやすい条件。
- 見に行く所
- 花の変色(褐変)・萎れ、幼果の黒変の有無。
開花・受粉期:開花期に低温・強風・降雨が続き、訪花昆虫(マルハナバチ・ミツバチ等)の活動が抑えられる天候が続く
- 起きやすいこと
- 受粉不良・着果率低下につながりやすい条件。ラビットアイ系は自家不和合性が強く受粉樹への訪花が必要なため、影響を受けやすい。
- 見に行く所
- 開花数に対する着果(結実)の割合、花の落下状況。
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キウイフルーツ
休眠・発芽期:冬季の低温遭遇(低温要求)が不十分な期間が続く(暖地で寒さに十分当たらない)
- 起きやすいこと
- 発芽不揃い・開花期のばらつきにつながりやすい条件。落葉性で低温要求のある樹種のため、暖地では特に出やすい。
- 見に行く所
- 新梢の発芽の揃い、園内での開花期のばらつき。
開花・受粉期:開花期に低温・強風・降雨が重なる
- 起きやすいこと
- ミツバチ等の訪花昆虫の活動が鈍り、自然受粉(花粉の授受)が滞りやすい条件。キウイフルーツは雌雄異株で人工受粉との併用が一般的であり、天候不良時は特に人工受粉の重要度が上がりやすい。
- 見に行く所
- 開花期間中の訪花昆虫の活動状況、雌花の結実(着果)状況、種子数の目安(大玉には受粉の質が影響)。
収穫・追熟期:収穫前に強い低温・初霜が予想される
- 起きやすいこと
- 果実・樹体が低温・凍害の影響を受け、未熟な状態での早期収穫を迫られる状況になりやすい。
- 見に行く所
- 果実の硬度・可溶性固形分(糖度)など収穫適期の判断材料、樹上の被害有無。
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梅
休眠・開花期(厳冬期早咲き):開花期に低温・降雨・強風が重なる
- 起きやすいこと
- 訪花昆虫(ミツバチ・マメコバチ等)の活動が鈍り、受粉不良になりやすい条件。自家不和合性品種(南高等)は受粉樹への依存度が高く、受粉樹との開花タイミングのズレも結実に影響しうる。
- 見に行く所
- 開花中の花への訪花の有無、幼果の着生数、受粉樹の開花時期のズレ。
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栗
開花期(受粉期):開花期に低温・降雨が続く
- 起きやすいこと
- クリは虫媒・風媒の両方で受粉する。低温・降雨が続くと訪花昆虫の活動が鈍り、受粉不良(着果不良)につながりやすい条件。
- 見に行く所
- 雄花・雌花の開花状況、訪花昆虫(ハチ等)の飛来の有無、受粉樹(別品種)の開花時期が合っているか。
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イチジク
休眠期(越冬期):冬季に地域の耐寒限界を下回るような低温・寒波が続く
- 起きやすいこと
- イチジクは温暖性の樹で凍害に弱い。寒地では枝が凍害を受け枯れ込みやすく、翌春の萌芽・樹勢回復が遅れる恐れ。
- 見に行く所
- 枝先・樹皮の褐変や凍傷の跡、地際からの萌芽(更新枝)の準備状況、防寒資材(わら巻き等)の有無と状態。
発芽・展葉期:発芽・新梢展開期に地域の遅霜時期と重なる低温・霜
- 起きやすいこと
- 展葉直後の新梢・幼葉が霜害を受けると生育が遅れやすい。
- 見に行く所
- 新梢先端・幼葉の黒変や萎凋、新梢の枯れ込み。
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スモモ
休眠打破・開花期:冬季の低温に遭遇する期間が短い(暖冬傾向が続く)
- 起きやすいこと
- 発芽・開花のそろいが乱れやすい条件。スモモは低温要求があり、低温遭遇が不足すると開花が不揃いになりやすい。
- 見に行く所
- 開花の始まりと終わりのばらつき、蕾の展開時期の遅速。
休眠打破・開花期:開花期に強風・低温・降雨が重なる
- 起きやすいこと
- 訪花昆虫の活動が鈍り、受粉樹があっても受粉が進みにくい条件。スモモは自家不和合の品種が多く、開花期の合う受粉樹への訪花が結実を左右する。
- 見に行く所
- 開花期のミツバチ等訪花昆虫の飛来状況、受粉樹との開花時期の重なり、着果状況。
受粉・着果期:着果期にかけても低温・降雨・強風が続く
- 起きやすいこと
- 訪花不足の状態が長引くと結実が不安定になりやすい条件。落花・果そろいの乱れにつながる恐れ。
- 見に行く所
- 花房ごとの着果率、落花の多さ、果そろいのばらつき。
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アンズ
休眠期(低温要求):冬季の低温継続時間が少ない年が続く(暖冬傾向、日最低気温が高い日が多い)
- 起きやすいこと
- 低温要求品種で休眠打破が不十分になり、発芽・開花が不揃いになる、あるいは遅れやすい条件。
- 見に行く所
- 発芽・開花の斉一性、花芽の展開の遅れ・不揃い。
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ビワ
開花期(秋〜初冬):開花期に日最低気温が低下し、霜が降りる、または低温が続く
- 起きやすいこと
- ビワは秋〜初冬に開花する特異な作期のため、他の果樹と違い低温期に開花・受粉が重なる。花器の低温障害や受粉不良で着果が不安定になりやすい条件(自家結実性はあるが、低温で結実が乱れやすい一般的傾向)。
- 見に行く所
- 開花中の花房の変色・萎凋の有無、霜が降りた朝の花の状態、着果の進み具合。
幼果・越冬期(冬・凍害警戒):冬季に寒波が到来し低温が数日続く/放射冷却が強い晴天夜間(日較差が大きい)
- 起きやすいこと
- 夜間の急激な気温低下で凍害リスクがさらに高まりやすい条件。
- 見に行く所
- 早朝の気温、圃場・樹冠の霜や着氷の有無。
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茶
秋冬期・休眠期:冬季に強い低温・寒風にさらされる(目安として氷点下が続く、または季節風の強い地域)
- 起きやすいこと
- 葉の凍害・寒風害(葉縁・葉先の褐変、落葉)が出やすい条件。樹勢低下につながる場合もある。
- 見に行く所
- 葉縁・葉先の褐変や落葉の程度、寒冷紗など防寒・防風資材の設置状況。
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自分の畑の作物を、今日の天気と写真で見てもらうなら
AGRIX AI は、作物の写真から病気・害虫・生理障害を見分け、地域の天気予報と生育の段階を重ねて「今日なにを見に行くか」を出すアプリです。このページの内容は、アプリが判断に使っているデータの一部です。
ほかの天気
このページについて AGRIX AI に入っている作物の「天気への反応」と「病害虫の出やすい条件」のデータを、そのまま読みやすく並べたものです。数値は一般的な目安で、品種・地域・作型で変わります。病害虫の発生を言い当てるものではなく、「出やすい条件」と「見に行く所」を示しています。
農薬を使うときは、ラベルの登録内容と、お住まいの県の病害虫防除所が出す情報・防除指針に従ってください。
作り方:AGRIX AI のデータ(作物66種の天気への反応・22作物の病害虫の条件)から、プログラムで1作物1ページに並べています。文章や数値は足していません。データを直すと、このページも作り直します。
作成:北島真史(RAIXEN・AGRIX AI 開発)。元専業農家(ブロッコリー4ha・ネギ・ズッキーニほか10年)、農業資材店で土壌診断と肥料・農薬の相談を担当、今は米6ha・ネギの兼業農家。著書『直売所で儲かる心理設計』。