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小松菜の天気対策と畑で見る所

葉茎菜類・生育期 3段階・天気の条件 11件

コマツナ(小松菜)が天気で受けやすい影響を、生育期ごとに「こういう天気が続いたら → 起きやすいこと → 見に行く所」の順で並べています。

気象からは「環境」「水分」「生育フェーズ」の段を主に判断する。根圏(土壌水分・pH・EC等)は気象からは推定に留まり、現地確認が必要。施設栽培(トンネル・ハウス)では外気象は参考値で、内部環境(換気・保温・かん水)が支配的。コマツナは栽培期間が短く(作型により約20〜100日)、生育ステージの進行が早いため、短い周期での気象の振り返りが判断材料になりやすい。

発芽・育苗期

播種後、気温が生育適温の目安(20〜25℃)を下回る状態が続く

起きやすいこと
発芽・初期生育の遅れが出やすい条件。ただしコマツナは耐寒性が比較的強く、0℃付近でも耐える力があるとされ、極端な低温でも枯死には至りにくい。
見に行く所
発芽揃い、子葉・初生葉の展開速度、生育の遅れが特定の区画に偏っていないか。
露地と施設
露地は外気温の影響を直接受ける。施設・トンネルは保温資材の有無で発芽揃いに差が出やすい。
確かさ
生育適温・耐寒性はデータにある一般的目安。品種(晩抽・耐寒性品種等)で差がある。

播種後に降雨や高湿度が続き、土壌表面が過湿な状態が続く

大雨・長雨高湿度・結露
起きやすいこと
苗立枯病が出やすい条件。過湿は初期の根の伸長不良にもつながりやすい。
見に行く所
苗立枯れの発生(子葉期のしおれ・倒伏)、株元の湿り具合、発芽後の欠株率。
露地と施設
施設は換気・かん水量の調整で回避余地が大きい。露地は降雨後の排水状況に左右される。
確かさ
AGRIX AI の知見に基づく。発生を確定するものではなく、気象は「出やすい条件」を示すに留まる。

播種後に無降雨・低湿度が続き、表土が乾燥する

大雨・長雨乾燥・少雨高湿度・結露
起きやすいこと
発芽不揃い・初期生育不良につながりやすい条件(播種直後は十分な水分が必要とされる)。
見に行く所
発芽率のムラ、地表の乾き具合、かん水後の回復状況。
露地と施設
露地は降雨頼みで乾燥時のかん水対応が課題になりやすい。施設はかん水管理で安定させやすい。
確かさ
一般的知見(データの「播種直後の十分な灌水」の記載に基づく)。

生育期(伸長期・抽台リスク期)

生育適温の目安(20〜25℃)を上回る高温が続く

高温・猛暑
起きやすいこと
生育が加速する一方で品質低下(葉の軟弱化・食味低下等)につながりやすい条件。萎黄病(Fusarium)は高温期(目安26〜30℃)に発生しやすい条件とされる。
見に行く所
葉の厚み・締まり、下葉からの黄化・萎凋(導管褐変の疑いがあれば要確認)、生育速度が想定より速すぎないか。
露地と施設
施設は換気不足だと昇温がこもりやすい。露地は外気温に直接左右される。
確かさ
AGRIX AI の知見(萎黄病の温度帯)に基づく。発生を確定するものではない。品種の耐病性で差がある。

日照時間が長くなる時期(春〜初夏)に高温が重なる

高温・猛暑
起きやすいこと
抽台(トウ立ち)が促進されやすい条件。抽台が進むと葉の食味・品質が低下する。
見に行く所
中心葉の盛り上がり・花芽の兆候、葉数・草丈の進み具合が想定より早くないか。
露地と施設
露地・施設共通で日長・気温の影響を受ける。施設は遮光・換気で内部気温をある程度調整できる。
確かさ
データ由来(長日条件で抽台促進、春〜初夏は晩抽品種の使用が前提とされる)。品種(晩抽性)による差が大きい。

降雨が続き相対湿度が高い状態(過湿)が続く

大雨・長雨高湿度・結露
起きやすいこと
白さび病(春秋の多湿期に出やすい)、炭疽病(梅雨期に出やすい)、軟腐病(高温多湿で出やすい)が出やすい条件が重なりやすい。
見に行く所
葉表・裏の白い斑点や隆起(白さび)、葉に生じる褐色の斑点(炭疽)、株元の軟化・異臭(軟腐)。
露地と施設
施設は換気・雨よけで湿度を管理しやすい。露地は連続降雨・密植状態で湿度がこもりやすく、株間・風通しが確認材料になる。
確かさ
AGRIX AI の知見に基づく。発生を確定するものではなく、気象は「出やすい条件」を示すに留まる。

冬季に低温が続く(施設外の気温が生育適温を大きく下回る)

低温
起きやすいこと
コマツナは耐寒性が比較的強く(0℃付近でも耐性ありとされる)枯死には至りにくいが、生育停滞や霜による外観障害(葉先の変色等)が出やすい条件。
見に行く所
霜が降りた朝の葉の状態(水浸状・黒変の有無)、生育の進み具合(葉数・草丈)が停滞していないか。
露地と施設
露地は霜を直接受ける。不織布・トンネル等の保温資材の有無で差が出る。施設は保温の有無を確認。
確かさ
耐寒性はデータにある一般的目安。品種・被覆資材の有無で差がある。

夏季に強い日射・高温が続く

高温・猛暑
起きやすいこと
生育ストレスによる品質低下(葉の硬化・食味低下)が出やすい条件。
見に行く所
葉色の濃淡・硬化、日中のしおれの有無、生育速度の乱れ。
露地と施設
施設は遮光資材で内部環境を調整しやすい。露地は遮光ネット等の被覆有無で差が出る。
確かさ
一般的知見(データの「夏期は遮光対応が行われる」旨の記載を踏まえた目安)。地域・作型で対応は異なり、判断材料の一つに留まる。

収穫期

収穫前に高温が続く

高温・猛暑
起きやすいこと
伸びすぎ・抽台進行・食味低下(えぐみ増)につながりやすい条件。収穫適期(目安草丈22〜30cm)を超えやすい。
見に行く所
草丈・葉数が適期の目安に達しているか、抽台の兆候、葉のしまり。
露地と施設
施設はかん水・換気で生育速度をある程度平準化できる。露地は気温変化の影響を直接受ける。
確かさ
一般的知見・データ由来(収穫適期の目安)。作型(夏作は短期・冬作は長期)で栽培日数の目安が大きく異なる。

収穫前後に降雨が続き、株や圃場が濡れた状態になる

大雨・長雨高湿度・結露
起きやすいこと
濡れたままの収穫・調製は鮮度低下や軟腐等の傷みにつながりやすい条件。
見に行く所
収穫物の葉の傷み・変色、株元の泥はね・汚れ、圃場の停滞水の有無。
露地と施設
露地は降雨の影響を直接受ける。施設は屋根で遮られるが、かん水直後の収穫は同様の注意が必要。
確かさ
一般的知見。予冷・コールドチェーンの有無で鮮度への影響は変わる。

冬季収穫期に低温・霜が続く

霜・凍害低温
起きやすいこと
耐寒性は比較的強いが、霜による葉先の変色等の外観障害が出やすい条件。
見に行く所
霜害の有無(葉先の白化・黒変)、収穫適期の生育到達状況。
露地と施設
露地は霜を直接受ける。施設・トンネルは被覆で軽減しやすい。
確かさ
一般的知見。品種・被覆資材で差がある。

天気が重なると起きやすいこと

高温+長日(春〜初夏)

抽台促進の条件が重なりやすい時期。生育の進み・中心葉の状態を早めに確認する材料になる。

高温+多湿(梅雨〜夏)

萎黄病・白さび病・炭疽病・軟腐病など複数の病害が出やすい条件が重なりやすい。株間・風通し・排水の状況を現地で確認する材料になる。

過湿の継続

根の伸長不良や苗立枯病、収穫期の傷みにつながりやすい条件。降雨後の圃場の水はけは気象からは推定に留まり、現地確認が必要。

低温・霜(冬季)

耐寒性は比較的強いが、外観障害(霜害)や生育停滞が出やすい条件。被覆資材の有無が確認材料になる。

このデータは気象条件から「出やすい状態」を示すもので、病害・生理障害・抽台等の発生を確定しない。コマツナは栽培期間が短く作型(春夏秋冬)による生育日数・抽台リスクの差が大きいため、作型に応じた読み替えが必要。施設では内部環境が支配的で外気象は参考値。数値は品種・地域・作型で補正が必要。防除に触れる場合も、農薬は登録内容を確認のうえ判断すること。

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AGRIX AI は、作物の写真から病気・害虫・生理障害を見分け、地域の天気予報と生育の段階を重ねて「今日なにを見に行くか」を出すアプリです。このページの内容は、アプリが判断に使っているデータの一部です。

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このページについて AGRIX AI に入っている作物の「天気への反応」と「病害虫の出やすい条件」のデータを、そのまま読みやすく並べたものです。数値は一般的な目安で、品種・地域・作型で変わります。病害虫の発生を言い当てるものではなく、「出やすい条件」と「見に行く所」を示しています。

農薬を使うときは、ラベルの登録内容と、お住まいの県の病害虫防除所が出す情報・防除指針に従ってください。

作り方:AGRIX AI のデータ(作物66種の天気への反応・22作物の病害虫の条件)から、プログラムで1作物1ページに並べています。文章や数値は足していません。データを直すと、このページも作り直します。

作成:北島真史(RAIXEN・AGRIX AI 開発)。元専業農家(ブロッコリー4ha・ネギ・ズッキーニほか10年)、農業資材店で土壌診断と肥料・農薬の相談を担当、今は米6ha・ネギの兼業農家。著書『直売所で儲かる心理設計』。

最終更新 2026-11-03・AGRIX AI・作物の天気・病害虫の一覧・プライバシー